いちご 5分煮
今日はいちごについて。
いちごは、本来、春が旬の果物だったそうだ。
寒い時期に成る果物は、りんごと柑橘くらい。
クリスマスや大晦日、お正月といったイベントは冬に集中していて、
そのため、需要が高まり、農家さんは高く確実に売れる冬に出荷出来る様にサイクルを変えたそうだ。
需要が旬を変えてしまうという現実を知ったのは私が野菜ソムリエという民間の資格を取りにスクールに通っていた頃だった。
それから、旬というものに比較的敏感になり、お店を持つようになってからは尚、できるだけハシリのものは避けて、沢山その作物が採れるようになってから使うようにしようと意識するようになった。
理由はお察しの通り、早め早めに使おうとすると、まだ値段が高い出始めの時期にでも買うようになり、そうすると農家さんは自然で環境負荷のない季節に作物を育てるのでは無く、ハウス栽培やエアコンで温度を上げるなどして無理に早い出荷を狙おうとしてしまうから。
需要があって、高く買ってもらえる方がいいものね。
レストランをやっていると、旬の前の「ハシリ」と言われる時期にその食材を出すとお客様に喜んで貰える。
ただ、そうすることで起こる現実は、果物の旬をも変えてしまうくらいなのだと知っているのと知らないのとでは、大きく子育てにも影響すると思ってね。。
さてさて、ハウス栽培で育つ苺は、トマトと同じく虫が付きやすいそうで、農薬を使わないとなかなかうまく育たない。他の野菜果物よりも多く使用する事が多いそうだ。
私は、苺やトマトは、必ず強アルカリ性の洗浄液で洗うようにしている。
その効果は数値で出ているようだけど、真偽のほどは断定出来ないので、
個人の情報網にのっとって、使用不使用は決めて欲しいと思うけれど、
もしも使ってみたい人がいたら、ここで購入出来るので、リンクを貼っておこうと思う。
さて、そういう自然の「天候サイクルと野菜や果物の旬」のお話しはおいて、種類が選び放題の冬の苺で、今日は私がいつも作るコンフィチュールをお届けしたい。
いちごの美しい色がしっかりあること
いちごの歯触りが残っていること
甘すぎずにいちご本来の酸味が引き出されていること
そんな3つのこだわりで、いつもたった5分〜8分だけ煮て完成としているレシピです。
ぜひどうぞ。
いちごのさっと煮コンフィチュール
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