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谷尻家の食卓「スペアリブのBBQ煮」

今日は、ほとんどほったらかしで出来る、家庭の救世主的なメニューをお届けしたい。

スペアリブと言えば、予め茹でこぼしたり、数時間漬け込んでから焼いたりするメニューが多いと思う。

でも、

「弱火で煮ること」と、

「冷まして脂を取り除くこと」


という2つの工程を大事にするのなら、茹でこぼさなくても、漬け込まなくても、とても美味しく出来ると思う。

(強火で煮込むとアクが出やすく、冷まさずにいただくと味のしみこみが物足りない。脂を取らないと、少ししつこくなる。)


今日わたしは名古屋に出張だったので、帰ってから料理をする体力はないだろうと思い、朝煮込んで、冷まして出掛けた。

朝のものすごく忙しいときにやろうと思うくらいシンプルな行程でお鍋任せ!材料がスペアリブとうずらだけ、というのもポイント。

バーミキュラライスポットをお持ちのお家なら、タイマーで弱火60分で完成するのでぜひ試してもらいたい。


バーベキューという料理が生まれた当初のアメリカ南部では、薄切り肉ではなく、かたまり肉を用いて弱火で時間をかけて焼くことで肉質を柔らかくし、皆で切り分けていただいていたんだそう。そのとき、加熱のために屋根の下でなく、外で、土を掘ったり、土の上に木でやぐらを組んだりしてそこに肉をつるして焼いたそう。その「外で肉を焼いて食べる」という部分が今に引き継がれて、「屋外の肉焼き料理」をBBQと言うのでしょうね。

ちなみにブラジルではバルバッコアと言います。

「カットされたお肉を焼きながら」食す、今のスタイルはBBQとは言わない!と言うご意見もあります、、、:)

さておき、

今回の配合は、日本人が大好きなお醤油をベースに、トマトの味と

きび砂糖、酒、にんにく生姜で旨みとこくをプラスした味付けとなっていて、ごはんがススム味。繊細さというよりは、やんちゃBOYな味付けで、ご飯以外に、オレンジワインや赤ワイン、ビールもすすみます。

煮込み加減は、


①お箸で切れる様なテクスチャーにして和風のお皿に盛りつけるか、

②柔らかくし過ぎず肉本来の歯ごたえを残し、ナイフフォークで切って食べることを前提に調理するのか。どちらを選ぶのかは、お好みです。

ご年配の方が召し上がるかそうでないか、など、ライフスタイルに合わせて行うと楽しめると思います:)



↓煮込む前

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それでは材料から

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渋谷区にあるレストランHITOTEMA。お店の名前であるひとてまは、「ひとてましかかけずに美味しいものを作り出したい」という思いと、「作ると食べるが最も近い場所」「人と人の、手と手のあいだ」という意味の二つがあります。 子育てをしながら仕事を続ける中で、トライ&エラーを繰り返してきました。私自身の、嘘のない気持ちで「これはいい!」と思うものだけを掲載します。

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「HITOTEMA」は、2014年にスタートした渋谷区にある週一回のみオープンするレストラン。そんな変わった業態でお店を続ける中で、お客様…

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