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カフェ探訪【1】 喫茶サテラ@渋谷

少し前のことになるけれど、昨年11月に訪れた大沢愛さんの個展の帰り道、せっかく渋谷に来たのでお茶をして帰ろうと思い立った。
渋谷駅から少し歩き、宮益坂を上った先にある「喫茶サテラ」さんにお邪魔した。

「もうやんカレー」の向かい側にあるそのお店の前には、何人か行列ができていた。
待ち時間のことを考えるとちょっと躊躇したけれど、なかなか渋谷に来ることはないからと思い直し、その列に加わった。

順番が来ると、まずカウンターで注文してお会計を済ませる。
電子マネーも各種使えてスマートだ。

フードメニューは限られていて、ドリア、プリン、アフォガードのみ(来店当時)。
こうやってメニューを厳選して絞っているお店は、個人的に好感を持つ。
味に自信がないとできないと思うからだ。

先にお会計をするスタイルは、レトロな喫茶店では珍しいけれど、スタッフが少ない小さな店にとっては良いシステムだと思う。
お客様がお店を出たい時、すぐ支払いができずに待たされるのはストレスになってしまう。
追加注文はしにくくなるけれど、お店を出たい時にすぐ出られれば、その分店内でゆっくりできることになる。

残念ながら、人気のあるプリンは売り切れてしまっていたので、デザートにはアフォガードを選び、ドリンクはオレグラッセを注文。
結構寒い日だったのに、冷たいものばかり頼んでしまった。
しかもどちらもミルクとコーヒーの組み合わせで、後でひっそりと苦笑した。
でも、その時の気分だったのだから後悔はない。

左がオレグラッセ。二層に分かれていて見た目も美しい。


オレグラッセは最初からシロップが入っていて、少し甘め。
だが、苦めのコーヒーと甘いミルクがよくマッチしている。
アフォガードもエスプレッソの苦味とアイスクリームの甘みが一緒に楽しめた。

アフォガード


店内は少し暗めの照明で、レトロな喫茶店の雰囲気を存分に味わえて落ち着ける。
なんでも、48年営業していた老舗の喫茶店「青山茶館」を改装してオープンしたそうで、木の温かみが心地よく、歴史を感じられる素敵な内装だ。

お店を出る時、スタッフが声をかけてくださったのだけれど、自然であたたかい接客に今度は是非コーヒーを飲みに来ようと心に誓った。
できれば早めの時間に伺ってプリンもいただきたいものだ。

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