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[hey] 経営陣の1on1を公開してみます Vol.3

前回から一ヶ月以上も時間があいてしまいました!が、先週分を公開してみます。今回の1on1はGWを挟んで考える時間がたくさんあったので、今後のこと含めてすごく事業の話をたくさんしたんですが、そこは割愛して、もうちょっと働き方みたいな話を。

heyは、4/23に全社オフサイトというのをやって、みんなで、heyが今後提供すべき価値とは何かとか、どんな組織にしたいかとかいう話をしたのもあって、今、改めて言語化を進めているところです。


概要
毎週木曜日の朝に1時間から1時間半くらい朝ごはん / お茶しながら1on1しています。内容としては、最近考えてること、課題、相談などをざっとどちらからともなく雑談として話し続けるという形をとっていて、これで思考のアップデートの整合性を週次で進めています。

今週は珍しく2人とも朝食をオーダーしたので、サラダ・スープ・オープンサンド食べました。私は、いちごとマスカルポーネと蜂蜜がのったやつで、さとくんはアスパラと目玉焼きと黒トリュフのったやつ。オシャ。

本来あるべき役割について
・最近忙しいよね。すごく手を動かしてるし、スケジュールが埋まってて。とはいえ、あんまり他の人にも渡しづらい。
・基本的な役割として、お金を集めるのと、みんなが採用できないような人を連れてくるのと、あとは情報のインプットを増やして考える時間増やして、っていう余裕のある状態の方がいいんだよね。
・そこで得たインプットから事業をつくったりして。 で、それを実際に作るのも別に自分でダイレクトにやるわけじゃなくて。
・自分がやったら3ヶ月でできることを誰かに任せることで6ヶ月かかるとしても、そもそも自分だと6ヶ月で2個しかできないけど、5人でやれば6ヶ月で5個できるわけで。
・しかも事業を作る経験も得られるわけだから、どんどん任せていくのが正解だよね。
・自分がやってもそれに喜びとか新たに覚えないし、みんなでやった方が価値があるからね。

意思決定について
・意思決定に介在していくのってすごく難しくて、本来、自分たちがやらない方がいいんだよね。みんなが決めたほうがいい。
・そもそも、現場のこと、お客さんのことなんて、みんなのほうがよく分かってるわけで。
・だからこそ、なにか大きな意思決定をするためには、ちゃんと情報があがってきている必要があるわけで、そこがズレてないかどうかというのは大事だよね。
・情報が間違ってたり、関係性の中できちんと出されてなかったりすると、もう全然分からなくなるというか、見えなくなって、正しい意思決定できないもんね。
・あと、大きな意思決定って意味では、ここぞってときに、ときどき介在して入っちゃったりするよね。特に予算が大きいものとか。
・とはいえ、そういうの重なると、これは自分たちが考えることじゃない、考えてもらえることだってなったりして、自分たちで考えなくなってしまうんだよね。無駄になるかもしれないから。
・考えても覆されるかもしれないというか、考えても仕方ないみたいに思われてしまうことによって。
・だから、そういうのはなるべく伝家の宝刀みたいに使うくらいがいいんだけど、このあたりはとてもむずかしい問題だね。
・そのために、経営サイドがきちんと説明しないといけないところはあるし、一方で解像度あげて日々考えること自体をきちんとやっていく必要もあるし。

日々の学びの価値について
・思考の型みたいなのってあるよね。
・これがもっとフォーマット的に共有されてるとお互い話しやすいとかあったりするのかな。
・このあたりは人によって全然フォーマットが違ったりするけど、基本的には、再現と拡張性の2つで物事を考えているんだよね。
・再現と拡張性というところでいくと、何が分かって、何が分かっていないのかというのを常にクリスタライズして、言語化していくのはとても大事なことだよね。
・その過程での気付きが、とても重要なものだったりするわけで。だからこそ、レビュー会とかも分かったこと、分かってないことっていうのを型にして、フォーマット化しているんだよね。
・そもそもheyのみんなは先端的な取り組みをしているわけで、そこでの学びは本当に価値あることなんだよね。
・起業家ってすぐそういう学びを「隠れた真実だ!」とか言っちゃう図々しさというか、面白がって周りの起業家友達と話すみたいな面があるよね。昨日読んだ本のことなのに、あたかも自分が発見したみたいな言い方したり。
・なんなら自分が気づいたんじゃなくて、大抵のことは社内のみんなが気づいたことなのに、今日聞いてもう今日自分が発見したかのように言っちゃう傲慢さがある。
・でも、heyのみんなは自分たちの日々の学びが「これは隠れた真実や!」とか日々思いこむような人たちじゃないだろうし、そもそも、日々自分がやっていることにそんな価値があるだなんて思わなかったりするほうが多いよね。
・友達と会って飲んでるときに「隠れた真実を見つけたんだ!」とか恐らく言わないだろうからね。
・でも、それくらい日々大事な発見をしているわけで、そういうのをもっとみんなで喜べたりできるといいよね。
・あと、経営陣がそれを対外的に話すときも、その大事な発見を誰がやってくれたのか、クレジットをつけて話していくとかもするべきだよね。

翌日がレビュー会(月1の全体総会)だったので、早速、上記の話をしていて、とても良かったです。

あと、思考のアップデートスピードが特に速い時期は、やっぱり細切れに情報を共有した方が、齟齬が生まれにくくなるなあと実感しているので、なんとなく始めたこの1on1の社内共有も早二ヶ月続いているので、引き続き継続したいお気持ち。

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