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大きな流れの中の一部と気づいた事

今日は子どもを育てていく中で気づいたことについて書いてみます。色々ありますが、その中の一つに、自分の番は終わったのかな?という感覚があります。少し余生感が出てくるというのか。ご先祖様からの命の行列ができているとしたら、新しさ的には二番目に位置したわけです。
そのことをテーマに以前描いた絵です。(mother 鉛筆、木炭、紙)


歴史や自然科学は教科書の中のことで自分とは関係ない気がしてあまり興味がなかったのですが、子どもの存在によってやっと自分と過去が繋がりました。本当は、皆それぞれ凄いドラマ。
地球が誕生して生物が生まれて、あの時たまたまマンモスに食べられなかったから生き延びた命。または捕食の、食べ物になってくれた命もあります。
人間になってからは道を教えてくれた人のおかげで命拾いしたり、救ってくれた人や教えてくれた人が沢山いて今があります。そういった末裔です。
一度だってどこかで死んでいたら今の(わたし)は存在しないということに気づいてしまいました。

しかし、そう思えるまではその繋がりとは真逆の感覚を持っていました。孤独感を感じていました。自由と自己責任を背負わされていたというか。先祖代々の家系図があるおうちではそんなことないのかもしれませんが、核家族の家庭ではすべては直近の親がしたことで、何十年の歴史しか背負ってない気がしてしまうのではないでしょうか。

街にもSNSにも「いま」が溢れています。いま、NOW、個性を輝かせる。新いもの。あなたらしさを見つけなきゃいけない大変さ分かります。大きな流れの一部なのに点でしか捉えられなくなってる。
「いま」ばかり見てると苦しくなる。

少しでも楽になりたい。もしかしたら知ることは生きる力につながるかもしれない。それは勉強だけではなくて、博物館や美術館に行ったり、本を読んだり映画をみたりも良いかなと思ったり。

大きな流れで見てみたら、人間が繁栄している時代なんて今だけかもしれないし、なるようにしかならないんだろうなーと思っています。けれど、地球の歴史は続いていく。

ちょっぴり寂しくて、ポツンと一人でいるような気持ちになったとき、大きな流れの中にいるような、そんな安心感を感じられるような。
これからそんな絵が描けたらいいなあと思いました。

こんなことばかり考えていて、絵を描き始めるのがいつも遅くなっています。

ではまた!

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