シナリオライターの映画観て歩る記 No.1「白い恐怖」ヒチコック

こんにちは。
前回「シナリオライターから観た映画の味あい」でこの欄に初お目見えしました。

今回からタイトルを新たに映画のあれこれをお話していこうと思います。

私は主婦からシナリオライターになりエプロン作家としてやってきて、
初めての著書は
『エプロン作家奮戦記』でした。
昨年2020年には、
『好きなこと見つける魂のアンテナ術
   エプロン作家83歳秘逆転記』を出版。映画好きがライターになるまでの、悲喜こもごもを書いたものです。

なので、このコーナーでシナリオライター&主婦作家として映画よもやま話を綴っていこうと思います。

映画好きは、🎬映画を観たあと、色々語りたいのですよね。
最近は語り合う人がいなくて、ずっと心寂しかったんです…

この欄でお仲間があるのは嬉しいことです。どうぞよろしくお願いします🤲

        ☆

さて、お若い方(私からしたら若い方ばかり)には、知らないことが多いと思いますが、それこそが私の語れる話です。資料、情報としてお受け取り頂ければと思います。
最近はBSで、私も観そこなっていた、
「舞踏会の手帳」を観ることが出来てありがたかった! 映画は貴重な財産で、受け継いで観ていくものです。

私の話に戻りますと、中学生時代1950年代は、海外から映画が押し寄せて来て、次つぎと観ることが出来ました。
アメリカ以外にフランス、イタリア、スウェーデン、中国などなど。
日本映画も盛んで、2本立て3本立てもありました。

私は映画ノートに、観た映画の感想など書きこんでいました。
当時、映画評論家の、淀川長治さん、小森のおばちゃまが活躍してて、私は小森さんみたいになりたいと思ってました…
それがシナリオライターになったのも映画のお陰です。
とは言え、映画のシナリオが映画化されてないのが残念ですか、テレビの 方でアニメやドラマを400本ほどやってきました。

先日、中学時代に観た映画に再会することが出来で、いやぁ嬉しかった❣️
「白い恐怖」。ヒチコック監督の
サイコサスペンスです。
60年以上も前なのに、シーンを鮮明に覚えているのは、映画の映像の力です。

精神鑑定をしていくのが話の設定で、事件が進行していきます。
精神鑑定の医師のイングリット・バーグマンが素敵で、私は医者になりたくなったほどです。

グレゴリー・ペックがまだ若くて繊細で、謎の人物にピッタリ。ローマの休日、大いなる西部などて、大人の男の魅力を発するのは10年くらい後です。

モノクロならではの、白地に黒い筋が鮮烈な映像が謎解きのキイポイント。
院長として赴任してきた若い医者のペックが、白いものに黒い線を見るとおののくように反応する。なぜか?
謎が謎を呼び、真相はどうなのか?

ラストまで引っ張って、真犯人に至るまでの手腕は、まさにヒチコック!
ヒチコックの映画は、シナリオの仕組みの勉強になるので、シナリオを読んだりかなり研究しました。

余談ですが、ヒチコック自身が、映画の中に、通行人だとか、必ず登場しているので、どこに出ているか探すのも楽しみです。

これも余談ですが、私は映画のタイトルが気になります。
この「白い恐怖」は調べたら小説が原作で、映画化したタイトルの原題は、spellbound 、呪いの記憶というような意味でした。
それが日本では「白い恐怖」です。
なんと内容にふさわしく意味深いタイトルではないでしょうか!
このタイトルだから観たくなるし、忘れられないのです。
日本ならではのタイトルを、映画会社では苦心するそうです♪

ついでに「リトルダンサー」の原題は
「ビリーエリオット」主人公の名前です。イギリスの炭鉱町の男の子が、バレエダンサーを目指していく話で素晴し
い映画です。「リトルダンサー」とは、いいタイトルで、ヒットしました。
イギリスで舞台化されて日本でも話題になりました。再演されたら観たいです。

話は戻って、ヒチコック作品は沢山ありますが、
「裏窓」は、面白く楽しい中にハラハラ
する、お洒落なサスペンス映画。
モナコ王妃になる前のグレース・ケリーが、輝くように美しい。
映画としても必見です♪

私は、いい映画を観ると元気が出て、
生きてて良かった!と思います。

今は昔の映画を観ることが出来ます。
見逃したのがあったら、是非ご覧になってください。
前に観たのを見直すのも、懐かしい人と再会するようでいいものです♪
では、また次回に

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