![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/82882528/rectangle_large_type_2_510c0b15ff2349c61dfd9ab667359a2e.jpg?width=1200)
プレイエルに潤滑剤?
昨夜の動画、先週、象牙が剥がれて落ちて、歯抜けになっちゃいました😆
今度夫に直してもらいます😊
ショパン/ピアノ協奏曲2番、エキエル/ソロ版を元にさらに編曲。
— 早川奈穂子 (@naoko_pianist) July 17, 2022
各所にオケの音を入れています。
弾いた事がある人でないと、足されている音が解りにくいかもですが…😊💦
◼︎2022年7月24日(日) 14:00 タカギクラヴィア 松濤サロンhttps://t.co/lEqw2WZDRy pic.twitter.com/0HKbHsC664
念のために接着剤を確認中。
現代のものは極力使わないこだわりさんです(笑)
でもこの様な小さなことが結構大切で、、
部位によっては音色やタッチ=コントロールに大きく関わります。
プレイエルを弾いていて心地良いものの一つは、鍵盤の感触。
シングルアクションなので、
直接弦を触りに行くような感触があるのです。。😌
初年度のレコーディングでの実験で、面白い発見がありました🌱
タッチの感覚は、図の青い矢印の所の擦れで作られるのですが、
ここに現代の潤滑剤(シリコン)を使ってしまうと、
速く滑りすぎて繊細なPPのコントロールがしにくくなるのです。
(試しに塗ってみたものは、アルコールで拭き取れました😊)
モダンピアノではこの様な所には普通に塗るそうです。
その時、マイケル(イギリスの修復師)やヨーロッパの複数の楽器博物館にもメールして確認し、
ショパンのプレイエルを所蔵するパリのMusée de la Musique もやはり
潤滑剤は使わないとのこと😌
(ちなみに使う時はチャコール。(鉛筆の芯)
でも、、必要だった事はいまのところないです😊)
当時の素材のまま、擦れ具合、と言うのが
やはりバランスが完璧なのですね。。😌
それがspringの強さにも関連してくるそうで、、
本当に緻密なバランスなのだなと教えられます。
フォルテピアノに接していると、慎重に調べる事も多く。
いつもその態度が、色々な勉強、気づきをもたらしてくれます😊
役割は同じ、と思っても実は同じでない、
私たちが気づかない「同じでない」を、残さなければならず😌
当時に無かったものは、なるべく使用しない様にしています。
そんな訳で、暫くは歯ぬけさんです😊
◼︎早川奈穂子フォルテピアノリサイタル
2022年7月24日(日) 14:00 タカギクラヴィア 松濤サロン
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?