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ペダルがない ④〜幻想ポロネーズ

幻想ポロネーズ。
最後のページのノーペダル具合が、
やっぱりプレイエルだと大きな意味を持ち。。

モダンピアノだと幾らでもフォルテを際限なく大音量に作ってゆけますが、プレイエルはそうでは無いので、このペダルを守る事に本当に意味があり、ショパンがしっかりと計算している事が解ります。
(クライマックス、フォルテの前のノーペダルも、ショパンのいつものパターン。
爆発が生まれます。)

そして、ただ音量の計算だけでなく、
これはテクスチャー(音の質の層、肌ざわりのようなもの)にも関わり。
ノーペダルのザザザと言う乾いた音が持つ意味(私の中では馬の砂埃)
そこから見えてくる情景・感触、周波数が確かにあります。。🥲✨✨

このペダルの通りに弾いている人を聴いたことが無く。。
本当に不思議な発見で、感動です😂🥹🥲✨

是非19世紀のプレイエルで、生で、
ホールで聴いていただきたいです。
さらに熟成させて参ります🌱✨

早川 奈穂子



🔸2023年8月13日フィンチコックス楽器博物館(イギリス)
早川奈穂子フォルテピアノリサイタル
(使用楽器:コンラートグラーフ 1826年製 エラール1866年製)


🔸2023年9月20日(水) 19:00  兵庫県立芸術文化センター(西宮)
早川奈穂子フォルテピアノリサイタル
〜プレイエルとショパンの物語 vol.3〜
(使用楽器:プレイエル1845年製)

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