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英国ロイヤル・バレエ団『眠れる森の美女』間もなく公開!

英国ロイヤル・バレエ団で『眠れる森の美女』全幕が初演されたのは戦後1946年の事でした。

日本では藤田嗣治舞台美術・衣裳による『白鳥の湖』が上演された年です。

イギリスは『眠れる森の美女』と特別な関係があります。
noteでもすでにご紹介したバレエ・リュスの『眠れる森の美女』の初演は1921年アルハンブラ劇場での事でした。ロシア以外での初めての全幕公演でした。

2カ月のロングラン(バレエ・リュスの主宰者ディアギレフはもっと長く上演しようと思っていましたが)により、イギリスでは他の国よりも広いバレエの愛好者を育むことができました。そのため、時間の長さでは日本とあまり変わらないものの、国立のバレエ団、バレエ学校が作られたのです。

また、バレエ・リュスの元ダンサーでもあるニネット・ド・ヴァロワらが深く関わって結成された英国ロイヤル・バレエ団にとって『眠れる森の美女』は特別な作品であり続けているのです。

そんなバレエ団にとってスペシャルな演目『眠れる森の美女』があと数時間で公開されます。3月28日までの限定公開です。
日本円で¥400、この機会に是非!

オーロラ姫は日本人プリンシパル金子扶生さん、フロリムンド王子はフェデリコ・ボネッリ。
2006年のモニカ・メイスンとクリストファー・ニュートンによるバージョンです。2時間20分。


(画像はレオン・バクストの画集より)

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