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シニア犬みきがいなくなって、無気力になった

みきが20日の朝に旅立ってから1週間が経った。正確に言えばみきを動物病院に預けたのが13日だから、その時から2週間が経ったことになる。その間、たまにめそめそするが、まだ大泣きしていないことに気がついた。

今朝ご飯を作ろうと思ったら身体が重たくて何もしたくないという感じになった。朝ごはんは頑張って食べた。その後買い物に行こうと思ってたのに全く行く元気が出ない。これがペットロスなのだろうか…ただベッドに横たわるしかなかった。でも、こういう時でも食いしん坊だから何か美味しいものを食べたいと思うのだ。出かける夫にお惣菜をいくつか買ってきて欲しいと頼んだ。

前からずっと話したいと思っていた叔母と今朝電話したらやっと電話がつながって、聞いたら風邪をひいていたから電話に出れなくてごめんなさい、と謝ってくれた。この叔母はいつも人のいいところを見ようとする優しい叔母で、犬を飼っていたこともあるからじっくり話を聞いてくれて、みきは土曜日夫が出張から帰ってくるのを待っていてくれたんだという事がわかり、ありがたかった。

お昼が近づいてきたらお腹が空いてきた。昨日残しておいた豚汁とご飯、それにシャケのみりんづけとりんごを何とか食べられた。でも、何か甘いものが食べたくなり、気力を出して、近くのコンビニにきのこの山を買いに自転車に乗った。途中でみきとそっくりのワンちゃんを飼ってた方のことを思い出して、お邪魔したらご夫婦とお話しさせていただいて、また涙が出てきた。同じ経験をしている人だからこそ分かる優しさに、みきがもたらしてくれた幸せを噛み締めた。

帰ってから、きのこの山を食べながら正直不動産というドラマを笑いながら見て、みきがいなくなって寂しいけれど、笑顔で生きていくことをみきは望んでいるに違いないな、と思い、竹内まりあのいのちの歌という曲を聴いてたら涙がまた出てきた。いいんだ、こういう時は泣いていいんだ。みきはいつもわたしのそばにべったりしていたから、その子がもういないんだから悲しくなって当たり前だ。

いのちの曲の最後の方で歌っているのは、


生まれてきたこと、育ててもらえたこと、出会ったこと、笑ったこと、その命にありがとう

何度も何度も繰り返し聴いて涙があふれてきたが、お腹が空いてきたから今朝茹でておいたゆで卵を食べた。いつもゆで卵を四つ作っておくのだが、これが小腹が空いている時はなかなかいい。
みきのことはこれからゆっくり向き合っていこう、そう思いながら最近私とどこに行く時も連れ回しているレッサーパンダのケンちゃんを撫でてあげた。うん、この子は一生ずっと一緒だ。昨日豚汁を作っておいて良かった。これで今晩は夫と豚汁とご飯と魚を食べればきっとまた元気が出る。そしてみきを最後まで育て上げたことに自信を持って前を向いて歩いていこう。

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