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室田尚子のレビュー/Opera編Vol.1(〜2020)

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2020年までに書いた舞台上演のオペラのレビューをまとめています。
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#classic

【Opera】NISSAY OPERA 2018『コジ・ファン・トゥッテ』(菅尾友演出)

 「女の貞操はアラビアの不死鳥のようなものだ」それなら男の貞操は?「女はみんなこうしたも…

室田尚子
5年前
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【Opera】東京二期会『魔弾の射手』

コンヴィチュニー演出について。これまでに観た『サロメ』や『エフゲニー・オネーギン』、『皇…

室田尚子
6年前
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【Opera】藤原歌劇団『ドン・ジョヴァンニ』

 『ドン・ジョヴァンニ』というオペラの中でもっとも特徴的なアイテムといえば、やはりカタロ…

室田尚子
6年前
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【Opera】藤原歌劇団『ルチア』

 ベルカント・オペラの醍醐味は「声の妙技」だといわれている。確かに、ドニゼッティの代表作…

室田尚子
6年前

【Opera】東京芸術劇場シアターオペラVol.11『トスカ』

 2009年から始まった全国共同制作プロジェクト。2015年には野田秀樹演出の『フィガロの結婚〜…

室田尚子
6年前
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【Opera】東京二期会『ナクソス島のアリアドネ』

リヒャルト・シュトラウスの『ナクソス島のアリアドネ』は、複雑かつ不思議なオペラだ。もとも…

室田尚子
7年前
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【Opera】新国立劇場 團伊玖磨『夕鶴』

日本を代表するオペラ『夕鶴』。新国立劇場では栗山民也演出で2000年、2011年に続く再々演となる。1本の枯れた木がある他は何もない土地に、ポツンと立つ小さなあばら屋。背景には空が広がり、時おり雪が舞い落ちる。シンプルな舞台で繰り広げられるのは、「鶴の恩返し」として知られている物語だ。 木下順二がこの民話をもとに書いた戯曲「夕鶴」は、1949年、山本安英主演で初演。この時に劇の音楽を担当したのが團伊玖磨で、彼は、木下の「戯曲の一言一句変更してはならぬ」という条件のもと「夕鶴

【Opera】新国立劇場 マスネ『ウェルテル』

オペラというとイタリア、ドイツ物が中心の日本では、フランス・オペラの実演に接する機会は(…

室田尚子
8年前
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【Opera】神奈川県民ホール オペラシリーズ2016『さまよえるオランダ人』

神奈川県民ホール・びわ湖ホール・東京二期会による共同制作シリーズは、これまでにも刺激的な…

室田尚子
8年前
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