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ファミリーキャンプは疲れませんか?

突然ですが、私は割と神経質な性格です。夜は布団が替わると眠りが浅くなるし、気温や気圧の変化にも敏感。小さい頃から泊まりでどこかに行くとほとんど眠れず、2日目にはぐったりしていました。

「マンガ家なんてそんな人ばっかりでしょ」

と、以前誰かに言われて妙に納得した記憶があるのですが、これも一種の職業病…または、こういう人がマンガ家になるということかもしれませんが…。

そんな私にとって、キャンプは「リフレッシュ」にはなっても「レスト」にはならない、そういうアクティビティの一つです。

もちろん楽しいんですよ!でも、疲れる。

特に子どもがうまれてからは「あれもこれも持っていかないと心配」と、準備の段階ですでに気疲れするようになりました。

わが家は子どもが2人とも喘息持ちだったため、喘息の薬や保険証はもちろん、風邪をひかせないように防寒具を多めに用意したりと、そうした事情もあったからだとは思いますが。

特に事情がないご家庭であっても、子どもが小さいうちはキャンプ場でも目を離すことはできません。危ない場所もたくさんありますし、オートキャンプ場では車の出入りがあります。子どもを見守りながらテントの設営や食事の準備をしなければならず、炊事場やトイレが遠ければ行ったり来たりに時間をとられ、のんびり座っているヒマはなし!

夕食が終わって片付けが済むとようやくホッと一息…。たき火を囲み、ワインでも飲みながら星空を…という頃にはめちゃくちゃ寒くなっていて、早々にテントに引き上げ、縮こまった体でシュラフに潜り込む…でもしばらくは眠れず…。

ここまで書いてきて自分でもびっくり!なんで私はキャンプに行ってたんだ!?

でも考えてみれば、その「疲れる要素」こそが「キャンプで得られる非日常感の要素」そのものなんですよね。

不便で大変で面倒で、決して快適ではなくて、虫も出て、24時間営業のコンビニもなくて、ちょっと心細くて、風の音や川のせせらぎがうるさいぐらいに感じられて…。

私たちが日常の中で「より便利に」「より快適に」と発明したり改善したりしてきたものを極力排除した場所に行くのだから、疲れて当たり前。むしろ疲れに行っているわけです。それをさらに子連れでやるとしたら疲れないわけがない!

これまでなんとなく「ファミリーキャンプって疲れる」と言っちゃいけない気がしていた私ですが、今回「家キャンプはじめました。」を描くにあたり、いろいろ考えこう結論づけました。

「うん、ファミリーキャンプは疲れるもの!」

もちろん感じ方は人それぞれですが…。
みなさんはどう思われますか?



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