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2010年1月、文化庁派遣の文化交流大使に任命されて英国を訪れていた、野村流古典音楽保存会師範の喜瀬慎仁先生のワークショップへ参加する機会があった。その時に初めてお会いした喜瀬先生はチャーミングな方で、その人柄で参加者を多いに魅了した。指導をしながら唄の意味や歴史などを説明していただき、上達の秘訣として語られていた何げない一言から印象に残った言葉がある。
1997年に遊学目的で渡英した。当時、英国はまだワーキングホリデー制度がなかったが、学生をしながらアルバイトをして、生きた英語を身に付けた。1年の滞在予定が、気が付くと、あっという間に13年も過ぎてしまっていた。