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芸術の秋にふさわしく、県内外でもさまざまな展覧会やイベントがめじろ押しであった。11月初旬に、東京と横浜のアート・エリアとマネージメント業務調査のため、美術館やギャラリー、街中のアートを視察してきた。横浜美術館を主会場に行われた現代美術の国際展覧会ヨコハマトリエンナーレは「みる、育てる、つなげる」をテーマに、黄金町バザールや新・港村(BankART)など地域と連携した企画を展開している。
先日、沖縄を訪問されていた写真家の北島敬三さんにお会いする機会があった。6月にフランス・パリで北島さんが捉えた70年代のコザの写真に偶然出合ったばかりであった。訪れた異国の地で、思いもかけず自分の生まれ育った時代のコザの写真を見たことは、衝撃的であった。
神奈川県相模原市の総合写真祭「フォトシティさがみはら2011」のプロ部門で最高賞にあたる「さがみはら写真賞」に石川真生さんが選ばれた。女性の同賞受賞は初めてで、受賞作品の「FENCES,OKINAWA」は、審査員から「土地で生きる人々の内なるソウルを捉えた写真」「誰にも真似の出来ない、特別な表現」などと評価されていた。
1997年に遊学目的で渡英した。当時、英国はまだワーキングホリデー制度がなかったが、学生をしながらアルバイトをして、生きた英語を身に付けた。1年の滞在予定が、気が付くと、あっという間に13年も過ぎてしまっていた。