私がフリーランスになった理由①
私は4年前、フリーランスになろうとして、一度失敗した経験がある。
失敗というよりも、そのまま続ける気力を失い逃げ出した。
いや、結局自分に幻滅して諦めたのかも。
昨日長女への葛藤を書きながら、そもそも私が今の働き方を選ぶことができたのは、やっぱり長女の存在のおかげだよなと思ったから、その時に思っていたことを記録しておこうと思う。
きっかけは長女の誕生
2016年に長女を出産した後、私は漠然と「働き方」に悩んでいた。
(いや、そもそも就活を始めたハタチの時から、壮大に悩み続けていたんだけど、「母親」という役割が増えたことで、悩みの種類が変わった)
商社の事務職として働いて6年、きっと仕事はできる方だと感じていた。
でも、そもそも事務職の仕事なんて誰でも当たり前にできるもので、それがちょっとできるからって満足して調子に乗ってる私はなんなんだ!と同時に自分にイライラもしていた。
お金や条件なんか関係なくどうしてもやりたい!と思えるような、情熱がマグマのようにグツグツと溢れるような、私にしかできないこと。それが私にとって仕事なのに、理想と現実があまりにも違い、全然受け入れられない日々を過ごしていた。
こんなの私が求めている仕事じゃない。
いつもそう感じていた。
私はこれって思える、何か目標や確信があれば、そこに向かって一直線走れる自信がある。
だからちょっとでも、その【何か】を見つけたくて、転職活動をしたり、社会人向けの夜間スクールに通ったり、とりあえず思い付くそれっぽい行動をしてみた。
でも、ヒントやきっかけさえ全然見つからなかった。
だけど妊娠したことで、これから私には母親という「肩書き」を手に入れることができる。
母親という仕事、これこそ【何か】であり、私にしかできない仕事に違いない。
だったら条件の良いこの会社で、先輩方のように仕事と家庭の両立を上手にしていくだけだよね!
そう思うと、これ以上手当たり次第、【何か】を探し回らなくていいんだとすごくホッとした。
だけど出産をしてみたら一瞬で、
そう感じて、モヤモヤし始めると同時に
結局また【何か】探しのコングが鳴り出してしまった。
ブログとの出会い
その頃、ちょうどタイミングよく、ブログアフィリエイトでの起業コンサルとして生計を立てている方と知り合う機会があり、お話を聞けば聞くほど、今私が求めている【何か】のように感じた。
当時は在宅ワークは一部の限られた人だけができるものと思い込んでいたけど、ブログアフィリエイトの世界では、子育てしながら月100万どころか月数千円を余裕で稼ぐ人がゴロゴロいるらしく、私でも会社員のお給料くらいだったらすぐに稼げそうな気がした。
それならば、育休期間の1年と期限を決めてお試しにやってみてもいいかもと思った。
育休手当があるから、ひとまず収入は気にせず焦らずできそうだし、もしやってみて違うなと思っても予定通り会社に復帰すればいい。
きっと1年もやれば少なくとも、投資分(提示された3万/月のコンサル料×12ヶ月で計算)は回収できるだろうし、もし利益が出なかったとしても、会社の看板がなくたって、自分の力で1円でも作り出せるんだ!という経験ができると思うと、すごくワクワクした。
そして同時に、私は子どもが小学生になった時に、毎日家で「おかえり」と言える暮らしがしたいと思っていることに気が付いた。
私の小中学校時代は常に友達関係で悩んでいて、いつも家で泣きながら母に話を聞いてもらっていた。
専業主婦でいつも家にいてくれる母の存在こそ、外で頑張る私の心の支えだった。
きっと娘も小学校になったら色々悩むだろうから、いつでも話したい時に何でも話せるお母さんになりたい、なろうとその時思った。
(でも私は専業主婦は息が詰まりそうだから、家で仕事できるなんていいところ取りだ!って思った)
そう思うと、やらない理由はひとつもなくて、子供が生後半年の時、機械音痴な私は明るい未来を夢見て、未知なるオンラインの世界に飛び込んだ。
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