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千葉ルーに影響されて、ひたすら好きなモノについて語ってみる回。食べもの編


突然ですが、
あなたの好きなモノは、なんですか?

なんで急にそんなことを言い出したかというと、

最近読んだ本「千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話」がすごく良かったんです。


どんな話かというと、

著者である済東鉄腸さんが、
あることをきっかけにルーマニア語にハマり、
語学として極めた末に一度も現地に行かずして、
ルーマニアに住む人と友だちになり、彼らの力を借りてルーマニア語作家になるという実話。

(たった数行でまとめましたが、
そこに至るまでの想像を超える著者の努力や実話なのに国境を越えてファンタジー的に続く奇跡の数々はぜひ本書を手に取ってみてください!)

この本のポイントは「ルーマニア」という、
多くの読み手が何のイメージも引き出せない国であるというところ

もしこれがスペインやイタリアだったら、
料理や言葉の雰囲気、
世界地図を広げた時の大体の場所、
スポーツが好きな人はチームから連想するかもしれないし、
旅行や留学で行ったことがある人もいるでしょうし、なんだかのイメージは湧くと思うんです。

「ルーマニア」と言われて、
私の脳内検索に引っかかったのは
2005年にブレイクした「恋のマイアヒ」だけ。
そう、あの「のまのまイェイ〜♪」だけでした。

この本を読み始めたのは約1週間前。
ルーマニア語に関して、なんのイメージも知識もない状態だったんですけど、

そんな私でさえ、
ただそれが好きで学びまくっている著者のその熱量の高さに圧倒され続け、
次々と展開していく夢物語にそれはそれは痺れました。

正直なところ、途中から登場人物も、出てくる作品や音楽も異次元すぎて、
何に関しても完全体をイメージしきれないままどんどん展開されていくので、
全身でしがみつくようにして読みました。

そして、その過程で思い出したんです。
「そうそう!忘れかけてたけどこういう好きっていう気持ちに突き動かされる時って、エネルギーも無限に湧いてくるし、こんな風に心が震えるんやった!」ということを。

ところでうちの長男は今、ドラえもんに夢中。
寝ても覚めてもドラえもん一色。服も靴下もドラえもん、ハンカチはタイム風呂敷。
口を開けば「お母さんの好きなドラえもんの道具ってなに?」
「大山信代時代のドラえもんの顔はこんな感じで、水田わさびになってからこんな顔やねん」

弟が青いズボンを履いたら、「僕よりドラえもんに近いことしないで」という謎の嫉妬(?)も勃発するレベルなんですが、とにかく推しがいる生活っていいですよね。

#千葉ルー の著者の鉄腸さんを突き動かすエネルギー源なんですが、旅行で使いたいからルーマニア語を勉強するとかじゃないんです。
自称言語ヲタクという通り、
「言葉を学ぶこと」こそが喜びであり、好きなことなので、
外国語の習得=目標達成のための手段だけではないのです。


誰かが自分の好きなものについて語っている姿は人を幸せな気持ちにさせる

アメトーーーーークに◯◯芸人というくくりで、何かひとつへの愛をぶちまけるコンテンツがあると思うんですけど、

あれって、自分も共感できる内容の時はもちろん、

全然なんのこっちゃわからん内容の時さえも、(私でいうところのプロレスとか、麻雀とか)

登壇している人たちの前のめりな姿勢とか、目の輝きとか、なんとか言葉を尽くして溢れんばかりの気持ちを伝えているところとか、見ていて幸せになりますよね。


私の好きな食べもの編

ということで、前置きが長くなった上に壮大な世界地図を広げさせておきながら、

私の好きな食べものについて書きたいと思います。
(「〜編」って、次回があるみたいに書いてますけど完全にノープランです。ウイイレではガットゥーゾが好きとか、スマブラではドンキー一択とか、そういう話になるかもしれませんし、好きな旅先とか、好きな映画とかになるかもしれません。)

とにかく、美味しいものを自分なりに最高に美味しい状態で食べることが好きなので、初回はこんなテーマにしてみました。
ジャンルも順番も整理されていないですが、ただ思いつくままに徒然に書き並べてみます。



•豚キムチ

これはもぅ、小学生の頃から変わらず一途に愛している一品。できることなら、豚肉はペラペラのうす切りではなく、バラのブロックを5mmくらいに切ってください。最近推奨しているのはOKストアのオリジナルキムチ、コチュジャン、あればコチュカル(韓国唐辛子)、砂糖、最後に鎌田のだし醤油をまわしかけて完成。お皿の上に広げたアルミホイルに盛り付け、食べるギリギリまで包んで保温するのがこだわり。洗い物もラクなんでね。ハッピーなニュースが舞い込んだ日の夜は大体これ。刻みネギとシャーっと斜めにマヨビームをかけて、白米と食べます。

•ホタテの刺身

寿司や刺身の好きなネタって、成長過程のどの部分で何に影響されて定まるんでしょうね。私はイカ時代、甘エビ時代を経て、ホタテに落ち着いて10年は経ちました。一番好きなのは生でわさび醤油、もしくはやや炙ってレモンとろく助の塩で。半生程度にフライにしていぶりがっこいりのタルタルで食べるのも好きです。
余談ですが、このミス大賞受賞作品の「元彼の遺言状」などを書かれている新川帆立さんという作家さんがいるんですけど、ドキュメンタリーを見ていたら本名とおっしゃっていて、めちゃくちゃ羨ましく思いました。もしも、今後日本で自由に改名できる制度になったら帆立が第一候補です。


•ツラミ

総じて焼肉が好きなんですけど、ハラミの影に隠れているツラミの存在。
みなさんご存知でしょうか?
噛みごたえがあって、旨みの向こう側にほのかな甘みもあり、小さい頃に家族と焼肉に行った時に出会ったそれは、以来必ず頼んでいました。
先日、友達4人で焼肉した際に誰の了承も得ずにシレっと頼んだら、テーブルに運ばれてきた皿を見て「へー!ツラミ好きなんや」と言ってきた友人がいてびっくりしました。生肉を見て部位を言い当てるってだけでも凄いけど、まさかツラミを当てるなんて。
でもやっぱりハラミ、ねぎタン塩、上ミノも食べたいなぁ。
大阪の福島駅前にある若葉屋という焼肉屋が世界一好きなんですけど、そこの炙り焼きレバーとチャンジャの入ったバクダンおにぎり(しかも韓国のりで巻いてあり、うっかり落としそうになるほど大きくて重い)は私の思い出ソウルフードです。


•カツカレー

大阪生まれということもあり、作り手のセンスが光る唯一無二の創造系スパイスカレーも、らっきょうと福神漬けが添えられている純喫茶の欧風カレーも好きなんですけど、とんかつのトッピングが選べるなら100%乗せたいくらい愛しています。
でもとんかつ定食は、専門店でない限りあまり頼まないので、とんかつが好きかと言われるとそうでもないんですが、かつ丼とカツカレーは毎回どっちにするか悩むレベルで好きです。
うどん屋のミニかつ丼セットも最高のサービス精神!家では叶いませんね。


•ティラミス

甘いものも色々と好きなんですが、その中でもいつでもどこでも食べられるものではないという意味で、見つけたら頼みたいのがティラミスです。子どもの頃から100円ケーキのお店のラインナップの中にもいたし、コンビニにも常駐しているとは思うんですけど、大人になって、バットに作られたティラミスを大きなスプーンで平皿に盛るスタイルのものを食べた時に「これが本物のティラミスやーーーー!」と衝撃が走りました。満腹でも入ってしまう唯一のスイーツ。ほのかな大人感もたまりませんね。キッチンのデザート盛り担当の方がたまたまご機嫌な日で、ちょっと多めに盛ってくれたらいいなーと祈らずにはいられません。


•わさび醤油

またホタテに話が戻りそうに見えて、実はステーキもハンバーグもアボカドもわさび醤油で食べるのが1番好きですという話。
わさびに関しては夫がメーカーさんに問い合わせるほど愛している「きざみわさび」があるんですけど、無事に関東でも買えるお店を知れたので我が家には常にストックがあります。
忘れてはならないのは、ちぎったモッツァレラチーズに鰹節とねぎ、あればみょうがなどの薬味を散らしてからの、わさび醤油!
料理家のSHIORIさんの「ゆるつま」という本で拝見したのが最初だったと思います。
もうこれ以来、カプレーゼにしようと思って買ったモッツァレラも、冷蔵庫に入っていると、ついついこの食べ方にしてしまいます。
なんとこのモッツァは、白米も進むんですよね〜!


•揚げマントウ

シンガポールのチリクラブのお店で食べた「揚げマントウ」。
世の中の食べ物の中で「はい!今から無限に食べてもいいですよ!と言われたいものランキング1位」はこちらです。その時も20個は1人で食べたかな。蒸しパンというと質感がちょっと異なるのですが、例えるなら、551の豚まんの皮を小さい四角にして揚げたもの。揚げてない白いままのマントウもあるんですが、こちらはテーブルが回る感じの中華料理屋さんにもたまにあるんです。でも断然、揚げマントウの勝利。都内のシンガポール料理屋さんになら置いてることもあるんですけど、バクバク食べられる値段ではないんですよね。これをね、チリクラブのタレに付けて食べる幸せたるや。汗だくになりながら、ベットベトになる指と顔。それを気にせず、チリ、マントウ、チリ、マントウ…お腹も膨らむのに、最後にシンハービールで流し込めば、またチリに戻れる不思議。あぁ思い出したら久しく食べてなくて食べたくなってきたなぁ。


•卵かけご飯+生ハム

これはね〜お酒飲んだ後の小腹に最高にフィットする食べ物なんです。お箸で海苔巻きを作るみたいに、卵かけご飯の上に生ハムをヒラッと乗せてお箸でギュンとご飯を掴んでひとくちで食べます。いろんなアレンジがある卵かけご飯ですが、これが一番好き。卵かけご飯の醤油はもちろん、鎌田のだし醤油。


•ティムタム

ご存知のアレです。
オーストラリアの!カルディとか輸入系スーパーでよく見かけますよね。
カロリーをカロリーでコーティングしたような激甘なお菓子。
私の食べ方は本当に行儀がよくないので、書くか悩んだんですけど、むしろ自分の好きに特化した場所でしか書けないことなので開き直って書くことにしました。
どこで学んだかすっかり忘れましたが、10倍美味しくなる食べ方があるんです。
必要なものはコップ一杯の冷たい牛乳のみ!
まず、ティムタムの1つの角を5mmくらいかじります。
そしたらその対角にある角も同じくらいかじります。
どちらか一方を牛乳に浸して反対側は口に加えた状態で、ストローのように牛乳を吸いあげるんです。牛乳が口に到達したらストップして、ひとくちでそのティムタムを食べてみてください…‼︎
なんかもぅ新しいケーキかなっていう多幸感。
それで、いつもなら1,2個で十分〜と思っていたはずが、この食べ方ならいくらでも食べたくなるんですよ。あー明日にでも買いに行きそうな勢いです。疲れた時にはこれ。


•バター

これもね〜、好きです。
バターを食べるためにバゲットを買っているようなところありますね。最近は無塩バターに塩麹を混ぜる塩麹バターにもハマっています。いつでも四角くてひんやり冷たいところとか、常温に戻ったら柔らかくなるところとか、もはや存在が好きです。バターサンドと名のつくものは一通り試したいし、厚みがあればあるほど幸せの象徴に見えます。


•ひやごはん

この庶民的な感じがたまりませんね〜
好きな方いますか?
土曜日のお昼、学校から帰ったらウスターソースがかかっている冷たくて平べったいコロッケとひやごはん。
ひやごはんの何が好きって、ガツガツかきこめるところと、横にある温かいお味噌汁が引き立つんですよね〜!
昨夜の冷蔵庫に2個だけ残ってる唐揚げとか、「これ、温めたら美味しくなるやろうな」と思うものをあえて温めずに食べて「ほら!温めなくてもこんなに美味しいんやから温めたらもっと美味しくなったんやろな!」と思いながら頬張るという謎にストイックな性質も持ち合わせています。これわかってくれる人おるかなぁ〜
あと、お弁当のおかずと白米をちょうど同時に食べ切りたいA型で、ふりかけバラエティパックがあったら自分の食べたい味という選び方じゃなく、全体を見て、あまり減っていない味を使ってバランスを調整したくなるという、いかにも長女な気質でした。



あー!
10個くらいにしようと思ってたのに、
11個書いてしまいました…
食べ物にまつわる文章は読むのも好きなので、
みなさんの好きな食べ物、風変わりな食べ方、
ぜひコメントで教えていただけると嬉しいです。

長々とお付き合いいただき、
ありがとうございます‼︎

「好き」を声に出していきたい2023!

ありがとうございます。目を閉じて味わいながらフラペチーノをいただきます。