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中性的な魅力

中性的なものに魅力を感じていると最近気づいた。
これまで意識したことがなかったけど、振り返ってみれば「男の子だから」「女の子だから」という枠に縛られるのが嫌だったことがその証拠かもしれない。

最近だとジェンダーレスというのかもしれない。
でもあえて「中性的」という言葉を使いたい。

中性的な魅力のある人が好きだ。
見た目が中性的ということではなくて、佇まいやその人自身から溢れ出るもの。
あるアイドルにハマった頃、初めは全く興味がなかったメンバーのことを気づいたら好きになっていた。彼の歌・ダンスには中性的な魅力があり美しい。
昔ほどこうは言われなくなったと思うが、中性的な人のことを「女みたい」とか「男みたい」という人もいる。けれど、そんな生物学的な2つの性別に無理やりとこじつけるにはあまりにもったいないと感じるほどの美しさがあると思う。

メンズファッションが好きだ。
小柄な私にとってメンズの服はデカすぎる。それでもメンズのファッション雑誌を読んだり、古着屋さんでメンズ服コーナーを覗いたりしてワクワクしている。
シンプルでありながら組み合わせが面白いからいつも参考にしている。レディース服では常識なワンピースやスカートがない分、ファッションのバリエーションも少ない。その代わりなのか色や形が凝ったものが多い気がする。
レディース服のトップスはくびれが美しく見えるようにシェイプされていることがある。スーツとかシャツとかニットとか。それが嫌なのだ。なんでシェイプしちゃうんだ、と言いたい。ユニクロとかに。

しなやかでありながら芯のある女性が好きだ。
「ボーイッシュ」とか「女性らしい」という言葉は使いたくないので表現するのが難しいけど、自分にとって何が心地良いのかを知っていて、世間の常識に縛られることなく強く生きている女性に魅力を感じる。
マリーキュリー、茨木のり子、菊池亜希子、ルースベイダーギンズバーグなど…
もちろん、気遣いができて思いやりのある女性も素敵だと思う。ただ、私にとっては相手を意識した立ち振る舞いに重きを置くよりも、自分らしくあることが心地よく感じる。

将来結婚するとなると、ますます男と女という分類で見られることが増えると思う。だからそういう枠組みで人を分類していない人と出会えるといいなと思う。
顔が好きとか話していて楽しいとか趣味が同じとか、そんな人ももちろん素敵だと思うけど、中性的な魅力のある人と暮らすことが私にとって心地良い人生を送るための1つの助けになるんじゃないかな。

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