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ヒンドゥーの教え

信念が変われば、思考も変わる。
思考が変われば、言葉も変わる。
言葉が変われば、行動も変わる。
行動が変われば、習慣も変わる。
習慣が変われば、人格も変わる。
人格が変われば、運命も変わるのです。

マハトマ・ガンジーの言葉として、今でも引用されている言葉です。
元となる言葉はヒンドゥー教の教えにあり、ウィリアム・ジェイムズも
マザーテレサも異口同音に伝えています。

ここで、ジョー・ディスペンザ博士の脳神経学の理論で説明した「自分というクセをやめる」の講演内容の一部を取り上げてみます。

[ここから]
私たちの個性は、私たちが考える方法、行動する方法、感じる方法から構成されています。
だから、現在の私たちは、私たち自身が人生と呼ぶ現実を創り出しました。

私たちが、もし自分の新しい現実を創り出したいなら、
最も基本的なレベルで思考行動や習慣記憶に基づいて引き起こされる感情を変えなければなりません。
同じ思考を続け、同じ行動を行い、同じ経験を生き、同じ感情を引き起こすならば、神経科学原則によれば、一緒に発火する神経細胞は一緒に結び付くのです。
同じ心と体の状態を何度も繰り返すと、私たちの脳は同じパターン、同じ接続で発火し始めるのです。
私たちが脳を同じ方法で動かすことを「考える」と呼びます。
「考える」とは脳の行動であり、毎日、自分が誰なのかを自分自身に思い出させると、脳は全く同じ方法で発火し、同じパターンで結びつき、それが私たちの人格となります。
したがって考えを変え始めると、私たちの脳に新しい接続を作成させることになります。
脳を別の方法で動かし始めることです。
そしてそれを可能にする唯一の成分は、「知識」または「情報」で新しいことを学ぶたびにあなたの脳で新しい接続を作ります
「学ぶ」とは、新しい接続を作ることです。
「覚える」とは、これらの接続を強化するか、そのままにすることです。
あなたが考えるたびに化学物質が生み出されます。
すばらしい思考や、無限の思考、しあわせな思考があれば、あなたの脳内の特定の回路が連続して発火し、非常に特定の構造と連携を生み出し、思考のレベルを生み出します。
それが他の脳部分を活性化し、その化学物質が私たちを幸せに感じさせるでしょう。
しかし、もし負の思考や、不幸な思考、自己評価の低い思考があれば、私たちは異なる回路、異なる連携、異なる順序、異なるパターンを生み出し、異なる思考のレベルを生み出します。
そして、脳は異なる化学物質のグループを生み出し、私たちに不幸、価値のない感覚を与えます。
私たちの脳と体が常に連携しているので、私たちは自分が感じるように考え始め、自分が考えるように感じ始めるでしょう。
このプロセスを20年 30年 40年も続ける人もいます。
そして、この反復の過剰な状態が、ジョー博士が「存在の状態」と呼ぶものを生み出します。
この「存在の状態」は私たちの思考と体が協力している状態
または、あなたの思考と感情が特定のアイデアに一直線になっている状態です。
つまり、「思考は脳の言語」で「感情は体の言語」です。
人々がこの「思考と感情」「感情と思考」のサイクルにとらわれると、時間の経過とともに、体はその感情を意識的な思考と同じように記憶し、それが習慣になります。
習慣とは、体が思考である状態のことです。
35歳になるころには、あなたの95%はコンピューターのプログラムのように記憶された行動パターンになります。
5%の意識が記憶からできている95%に対して動き始めると、人はポジティブに考えようとしても、感じていることはネガティブだったり、
ドリームボードを作って、自分の未来を掲げたいのだけど、無価値観を感じていたりします。
思考と体が対立しているのです。
体を新しいマインドに条件づける必要があります
[ここまで]

このジョー博士の説明を踏まえて、ガンジーの言葉を変換してみます。

知識や情報の「学び」によって、脳の神経回路「考える」が変わります。
考える」が変わると、「脳の言語」が変わります。
脳の言語」が変わると、「思考と感情」のサイクルが変わり「体の言語」が変わります。
体の言語」が変わると、「体の思考」=習慣が変わります。
習慣が変われば、個性も変わります。
個性が変われば、人生も変わるのです。

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