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温まる話?

私たちのお店のお客さま層は、やや高め
若い方でも落ち着いている方が多いので、いわゆる「若者言葉」がバシバシ飛び交う会話というのがあまりありません。

とあるお客さまとの会話で、その方が
「若い人は単語を短くするけど、年輩の方は単語を長くしますよね」
とおっしゃいました。

たとえば、木村拓哉さんは「キムタク」になり、ドラマのタイトルも「逃げ恥」とか
普通の会話でも、「それな」とか「マ?」などなど
確かに、若い方は短くする傾向がありますね。

一方で、いわゆるオヤジギャグというのは付け足す傾向がありますね
「腹立つ」が「腹タツノリ」になったり、会計の時には「おいくら万円?」などなど。

この長くなる傾向、年輩の男性に限らないようです。

以前、メニューに「アップルクランブル」を出していたことがあるのですが、年輩の女性の方はだいたいにして「アップル“”クランブル」とオーダーされるのです。


また、あるときのこと
まだ今のようにスマホ全盛ではなく、ガラケー主流の時代、
年輩の女性もガラケーデビューする人が増えてきた頃のことです。

機械が得意でない方にとっては「メアド交換」も大変な一苦労です。
だから、そのやり方を知ってる、できる、というのはそれだけでテンションが上がること。

その日も、ある年輩の女性同士が携帯電話をお互いに持っていることがわかってからの会話で、
「ねぇねぇ、メール交換しましょうよ。
私ね。やり方知ってるのよ。
”赤外線通信ってのがあるのよ!
”赤外線通信で、簡単にできちゃうの!」

なんとも、周りが温かくなる間違いでした。

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