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ありがとうのジェスチャー

ジェスチャーもまた、言語のひとつ
というお話のもうひとつ。

世界共通のジェスチャーもあれば、その国独自のジェスチャーもあるもので。

これは私が中国茶の産地を巡る旅に参加した時に現地のガイドの方に教えてもらったジェスチャーです。

中国茶は、複数回、お茶を愉しむことができるのはご存じでしょうか?
試飲をさせてもらっている時も、何度も淹れたお茶を注いでくれます。
茶葉にお湯を注ぐごとに味が深まるのと、どれくらいお湯を注いでも愉しめるかを確認するためにも、何度も飲むのはとても大事です。

複数人でおしゃべりしながら飲んでいる時も、お茶を注いでくれる方は茶杯が空いていると注いでくれます。

注いでくれてありがとう
と伝えたいけれど、そのたびにおしゃべりが止まるのもなんだし、
かといって、ありがとうを伝えないのも・・・

という時に便利なジェスチャーを教えてもらいました。
それは、注いでくれた方に視線を送って、右手の人差し指と中指を伸ばして揃えて、その2本でテーブルをトン トン と2度軽く叩く
というジェスチャーです。

これで「多謝(ターシェィ)」の意味になるのだそうです。

実際に、そのようなシチュエーションで使ったら、現地のお茶を注いでくださる方が少し驚いた顔をされて、でもにっこり笑って会釈くださいました。

不愛想にならずにおしゃべりを続ける智慧を教えてよかったです♪

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