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それはまさに“爆発物”

住宅に爆発処理班と消防隊が駆けつける。
それはなんとも物騒な出来事。
日本では、たとえば、世界大戦中に落とされた不発弾の処理
といったことが想像されるかと思いますが、
海外では、「とある食品が見つかった時」という場合があるそうです。

その国とはスウェーデン。
そして、その食品とは「シュールストレミング

シュールストレミングとは、
主にスウェーデンで食べられている缶入り食品で、ニシンを塩漬けにして缶の中で発酵させた、発酵食品の一種です。
その強烈な臭いから、「世界一臭い食べ物」と評されることもあり、その強烈な臭いは、魚が腐った臭い、または生ゴミを直射日光の下で数日間放置したような臭いともいわれます。

缶詰の状態で、通常ですと3年くらい発酵させてから食べるそうですが、たまに買ってあったことを忘れて放置されたまま10年を超えるものが見つかる場合があるそうです。

そのようなシュールストレミングは、缶詰がパンパンに膨れていて、それこそちょっとしたショックで、冗談ではなく、爆発するくらいで、しかもその匂いたるや、付着したらなかなか取れないくらいの代物になっているそうです。

そんなシュールストレミングが見つかった場合、
10年を過ぎたものは爆破処理班と消防隊(水を噴射して内容物が付着ししないように)が出動して、対処するのだそうです。

その匂いの強烈さと爆発の危険性がどれほどか、というと
空輸は禁止(気圧変化で爆発するかもしれないから)
船便は厳重に冷凍移送
と決められているくらい
なのだそうです。

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