自己紹介とラン歴(1983年~2019年)

はじめまして。八丈流人ランナーです。八丈島に住んでいます。ランニングを始めたのは2017年の秋。年明けに開催される八丈パブリックロードレース10kmに出走しようと思い立ったのがきっかけです。以来、ランニングの世界に入り込み、2年後の2019年12月にはフルマラソンを2時間47分50秒で走り切りました。

1983年(誕生)~2017年(34歳)

学生時代を通して運動部経験はなく、小学校では放課後はほとんどテレビゲームをしていました。ファミコン→スーパーファミコン→プレイステーションという技術進歩の過程を目の当たりにした時代です。中学校・高校は吹奏楽部でサックスを。大学からは、管弦楽部でティンパニという楽器を叩いていました。一旦就職しましたが、10年弱で退職。2016年八丈島に移住し、現在に至るまで楽器関連の事業を運営しています。妻と、子どもがいます。

走ること自体は幼いころから好きで、長距離走・短距離走、あるいは跳躍系競技も含めて比較的得意でした。小学校初のマラソン大会(・・・と言っても500メートルw)では、2位という輝かしき戦績(笑)

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また、中学校の校内マラソン大会でも、6kmを22分台で走り、優勝経験があります。もちろん今の方が速いですが、ノートレーニングであれだけ走れたのは、若さの強みを感じざるを得ません。

わたしの記事は、こうしたいくばくかの天性があるという前提でお読みいただけたら幸いです。そして、たくさん走り込むことも大事だと思っています。運動音痴が〇か月でサブスリー!系や、月間走行距離100km未満でサブスリー!といった体験談の類も、万人における再現性という意味では疑問に感じます。

2017年まとめ:とりあえず走り始めたが。


・即故障した。

2018年1月の八丈パブリックロードレースの10km部門に参加することにしました。主たる目的は運動不足の解消(笑) 「細胞は3ヶ月で入れ替わる」というどこかで聞いた知識をもとに、2017年の秋ごろから走り始めることにしました。

これを機にきちんとランニングフォームをモノにしようと思って、ランニング本に手を出しました。タイトルは出しませんが、「筋肉ではなく骨格を使って走りましょう」といった耳当たりの良い謳い文句の本を買いました。どう考えてもこの本のトレーニング方法には無理があったと思います。明らかに変だとは思いつつそこで紹介されているトレーニングを実践したら、速攻で腰を痛めました。

誰かが論じる方法論は参考程度であり、それ以上でもそれ以下でもない。何が何だかわからずにやるのではなく、今後は「腑に落ちる」とか「納得できる」とか、一番に自分の感覚を信じようと決心しました。

・あれ?俺けっこう速い。

お陰でほとんど準備ができませんでしたが、記録は45分39秒。4:31/kmで走ったことになります。初心者として結構速いのはやはり天性なんだと思います。完全に限界は超えていました。ゴール後、10分ほどひっくり返って動けませんでした。

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軽い気持ちから参加してみたロードレースでしたが、

もっとちゃんと走り込んだらどこまで走れるようになるのかな・・・

そんな興味から、大会の疲れが癒えた日には、また島のフィールドを走り出す自分がいました。


2018年まとめ:10kmレースに狙いを絞った

「サブスリー」という言葉を耳に挟むようになりました。42.195kmを1kmあたり4分15秒で走り切れば達成できるタイムで、とりあえず目指すにはもってこいの目標です。

まずは今までどおり10km走に狙いを絞って、短い距離をできるだけ楽に速く走れるようになる。小目標として、次回の八丈島パブリックロードレース10km部門に再出場し、次は入賞する(歴代タイムは35分~40分)。とりあえずこれを「ランナー1年生の卒業試験」と位置付けて、その後ハーフおよびフルへと距離を延長して行こうと考えました。距離以前に「走りの質」の向上を図ったわけですね。

・彩湖10km、37分24秒

以降一年間、月間走行距離は平均100km前後だったと思います。力試しとして、年末(2018年12月)の彩湖10kmに出場し、記録は37分24秒でした。走力は確実に向上しており、手ごたえを感じました。10kmレースだけを狙うなら、月間300kmを超えるようなたくさんの走り込みは必要ないでしょう。以下の記事で述べるような「インターバル走」を練習の中心にしてスピードを付けて行くと良いと思います。

初の表彰台は、チロルチョコみたいなショボい箱でした。

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・八丈島パブリックロードレースはまさかの優勝

そして、2019年1月、八丈島パブリックロードレースのタイムは39分03秒。アップダウンに加えて当日の荒天により決して記録を狙える大会ではありませんでしたが、昨年よりもタイムを6分縮めました。順位は1位。たまたま他に速いランナーが島外から来なかったというだけで、優勝はさすがに実力不相応だと思いましたが、「入賞」という小目標は果たしました。靴はターサージール6。

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2019年まとめ:サブスリーというかサブエガ達成!

来シーズンに開催されるフルマラソン出場に向けて、月間走行距離を200km程度に増やしましたが、まだ一部練習(一日に一回のトレーニング)でした。10月の記録会で悔しい思いをするまでは・・・・・・。

とりあえず一度フルマラソンを走ってみよう!結果は失敗。

10月のフルマラソン記録会に出走して力試しを図りました。その結果に応じて、シーズン中を通して足りない力を補って行こうという作戦です。4分15秒ペースでサブスリーは達成できるのですが、無難に走って完走することに大きな意味はないと考え、4分を切るペースで攻めました。その結果、20kmあたりから失速し始めました。落としているつもりはないのに、ペースはどんどん落ちていくのです。嘔吐感で精神的にも厳しくなり、エイドステーションで止まったあとに再度走り始めたところ、脚を攣ってしまい、30km地点でリタイア。悔しかったです。

走り込みと、ロング走だ。

あとから思えば、この失敗がターニングポイントでした。簡単に言うと、長距離を走り切る体ができていない。そう実感しました。

世界記録保持者、エリウッド・キプチョゲの練習を参考にし、体系立ったメニューでトレーニングをしていこうと決めました。以下に、キプチョゲの練習の集計および分析をまとめています。

・走り込みの距離が一気に増えたこと
・ロング走を取り入れたこと
が、サブスリーを達成するにあたって一番効果があったなと思える施策です。朝と夜の2部練を開始し、走行距離はいきなり約2倍に跳ね上がり、11月の月間走行距離は突如500kmに達しました。天気が良く涼しい日が多かったのも大きいですが、そもそも一回一回の走り込みであまり追い込みません。追い込まないと、明日にはかなり回復するので、また走れます。30~40kmのロング走もメニューに組み込みました。

結果、12月に参加したレースでは2時間47分50分で完走することができました。あとから知ったのですが、フルマラソンを2時間50分以内で走り切ることを、江頭2:50にちなんでサブエガと言うそうです。ラン友さん全員知っているほどの知名度で、ビックリしました(笑)

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(以上、2019年12月まで。to be continued...)




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