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アラフィフソーシャルワーカーの挑戦②~自分の実践を認めること~

 こんにちは。記事を読んでいただき、ありがとうございます。
 今回は、私がこれから取り組みたいと思っていることを少し詳しく書いていきたいと思います。
 私が取り組みたいこと、テーマは「対人援助職のサポート」です。と一口に言っても、漠然としていますよね。(「対人援助職」をこれ以降「専門職」と表記していきます。)
 私の気持ちを正直に表現すると、「専門職が自分で自分の実践を認めましょう。褒めちゃいましょう!さらには、どんどん世にアピールしていきましょう!」という考えです。
 少し固く表現すると「専門職自身が自分の業務行動の成果を認めること」そのきっかけを作ったり、お手伝いができたらと考えたいます。言い換えると「成果にフォーカスした実践のセルフアセスメント」になるのかなと・・・ちょっと、長いですね(^^ゞ
 

なぜ成果にフォーカスしているのか

 私は日頃、地域包括支援センターで勤務しています。その中で、他機関のケアマネジャーさんや、同法人の他部署の方とお話する機会が多々あります。内容は世間話のこともあれば、時には相談を受けたり、愚痴を聴いたり(聴いていただいたり)することもあります。
 その中でそれぞれの専門職が、専門家として素晴らしい実践を取り組まれていたり、素晴らしい考えを持っていたり、素晴らしい成果を生み出しているのに、ご自身の実践にとても謙虚であったり、あまり自覚されていない。と感じることが度々あります。もしかすると、介護や福祉関係の専門職の方々がその傾向が強いかもしれません。
 もっともっと、自分の実践に自信を持って、そして「こういう成果を生み出している!!」とアピールをして良いのではないかと思うのです。

自分の成果が評価されているかどうか

 皆さんの中で「自分のがんばりや成果を適切に評価されていない。」と悔しい思いを抱える方はいませんか?おそらくこのような現象はいろいろな組織や構造の中で起こっていて、簡単には改善されない現実があります。
 この不満が蓄積されることで、バーンアウトしてしまうというケースも少なくないと思います。
  「それならば、専門職自らが自分の業務行動の成果を認めることから始めたら良いのでは?いや、むしろ始める必要がある。」と考えたのが、私が「成果にフォーカスした実践のセルフアセスメント」にたどりついた理由です。また、自分のスキルを磨くためには、反省や新たなスキルの獲得だけではなく「自分の成果を認める。可視化する。」ということも必要なプロセスの一つなのだと思っています。

セルフアセスメントの方法

 では、どうやってセルフアセスメントを行っていくのか。正直に言うとそれについてはまだ自分の中で答えを出せていません。ただ、昨年から少しずつですが研究を始めました。最終的には、専門職自身が実践の成果をアセスメントできるツールを作りたいと思っています。(既に先人達がこのようなツールを生み出してくださっていると思いますが、それについてはまた別の機会で触れたいと思います)
 「成果」と言ってしまうと、少しハードルが高くなるかもしれませんが、私は、専門職が日頃当然のように実践している業務行動一つ一つに成果が存在していると考えています。そこに向き合うためのポイントとして、以下のことを抽出してみました。

① 自分の日々の業務行動が果たしてる役割を認識すること。
② その役割がどこにどんな影響や成果を生み出しているか考えること。
③ 「どこに」の部分については、クライエント個人(ミクロ)のレベル
  なのか、組織や地域(メゾ)のレべルなのか、はたまた制度政策(マク
  ロ)のレベルなのか。を改めて向き合うこと。
④ ③で向き合ったそれぞれのレベルの関連性について分析すること。
 (例:ミクロレベルで生み出した成果がメゾレベルやマクロレベルの成果
  にどのように影響しているか等)

とこんな感じで考えています。まだまだ粗削り且つ抽象的だなと、自分でも実感するのですが、今後少しずつブラッシュアップしていきたいと思っています。

 なんだか決意表明みたいになってしまいましたね。
 どこまでできるか未知数ですが一歩一歩進んでいきたいと思っています。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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