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るろうに剣心展レポート

東京ドームシティで現在おこなわれている「25周年記念るろうに剣心展」に行ってきた。
25年て…4半世紀かよ!そりゃ僕もオジサンにもなりますわな。

るろうに剣心とは何かとザックリ説明すると、週刊少年ジャンプで連載されていた漫画で、当時週刊少年ジャンプが週刊誌の最多発行部数でギネスに認定されたりと最も勢いがあった所謂「ジャンプ黄金期」に連載されていた漫画。
当時の僕もご多分に漏れずジャンプの洗礼を受けていて大事なことは漫画から学んだし、ジャンプのコンセプト『努力、友情、勝利』はジャンプが教えてくれた。
当時、ジャンプではドラゴンボール、スラムダンク、ろくでなしブルース、忍空、マキバオー、ジョジョの奇妙な冒険etc...それはもう錚々たる作品がひしめき合いしのぎを削り、人気の無い作品は即打ち切りという「強い者が生き残り弱い者は死に絶える」正に激戦区

るろうに剣心も当初は10週連載の契約だったそうだが、あっという間に人気作へと駆け上がっていくのでした。



ストーリーは舞台は明治11年。時代は江戸から明治に切り替わる動乱期「幕末」の傷跡が少し残ってるが人々は文明開花を享受し、新しい平和の時代に誰もがワクワクしていたであろうそんな時代。
昔、最強の人斬りとして恐れられた1人の旅のるろうに(流浪の浪人)が逆刃刀(刃と峰が逆になっている刀、転じて人を斬ることができない)を振るい、明治政府転覆を企む組織や悪党から平和を守るお話(ざっくり過ぎるし良い加減すぎる説明でスマン)


その25周年を記念するイベントに行ってきました!
僕も実家に単行本が全巻揃ってます!

基本的には原画の展示

特別展示で何と本物の逆刃刀が!

これはファンには堪りませんね!
逆刃刀.真打とは主人公緋村剣心の愛刀で刀鍛冶の新井赤空(あらいしゃっくう)の最期の一振り
数々の人を殺すための刀、殺人刀を作り続けてきた赤空、最期の作品の逆刃刀の茎(なかご)には『我を斬り 刃鍛えて 幾星霜 子に恨まれんとも 孫の世の為』の句が。
幕末の京都では暗殺が流行し、池田屋事件や蛤御門の変を経て長州征伐、鳥羽伏見の戦い、戊辰戦争へと繋がっていく中、自分の作った殺人刀で新しい時代が来ると信じていた赤空は殺人刀を作る事で子に恨まれても孫たちが平和に暮らせる世がやって来ると信じていたんですねぇ。
そして最期の一振りである人を斬れない刀、活人刀逆刃刀を不殺ずの誓いを立てた主人公剣心に託すんですよね。ここは好きなエピソード

そしてるろうに剣心の魅力といえばとにかく敵キャラやライバル達なんすよ!
とにかく僕の好きなキャラ(今風にいうと『推し』かな?)はこの方!

斎藤一(さいとうはじめ)

この方は実在の人物なんですよ!
新選組(よくお芝居や映画等の題材になるので知ってる人も多いかと)の中で沖田総司、永倉新八と並び3強の1人としてほぼ最強と言われていた剣士で幕末の戦場を潜り抜け戦死する事なく明治まで生き残った漢。明治を迎えても警視庁抜刀隊の一員として西南戦争にも従軍、新選組隊士の中でも数少ない天寿を全うした人なんですね〜。

そんな死線をくぐり抜けた斎藤一は作中でも最強格のキャラで主人公剣心の永遠のライバルとして描かれています。

彼は新政府(明治政府)とは逆の幕府側の組織である新選組の3番隊隊長として彼らなりの正義と信念である「悪.即.斬」に従い維新志士や剣心と戦いますが明治になってからは警察官として新時代を守るために刀を振るいます。

史実では新選組入隊前の素性が知れない事、新選組の頭脳であった土方歳三の信頼が厚く密命を受け隠密的な行動をしていた事から作品では寡黙でクールなキャラに描かれています。

思い入れのあるキャラなので長く書いてしまいましたが此処からは駆け足で。

四乃森蒼紫(しのもりあおし)
元江戸城御庭番衆のリーダー
御庭番衆とは主に将軍の警護や諜報活動を担っていたSP兼スパイみたいな組織ですね。
作品では武芸の天才で体術や忍術を得意とし小太刀を武器とし戦うハンサムガイです

やはり隠密だけあり作中は寡黙でクールに描かれます。
新時代になり行き場をなくした御庭番衆達は新時代を受け入れることができず武器商人武田観柳斎の用心棒として部下たちと共に戦いを求め彷徨っていました。


志々雄真実(ししおまこと)
剣心と同じ新政府側の人斬りとして暗躍。しかし、剣心と違い野心に溢れていたため味方により粛正され全身に火をかけられる。
しかし生き残った志々雄は全身に火傷をおい包帯を全身に巻いた姿になる。
剣の実力は剣心と互角かそれ以上!最期は剣心に倒された訳ではなく火傷で汗腺を失った身体は自身の体温を調節できず自然発火を起こす。
作中一の極悪人。

相楽左之助(さがらさのすけ)
元赤報隊員、年貢半減令を掲げ新政府の下部組織として活動していた赤報隊だが、年貢半減が現実的に厳しい事が判明した新政府は赤報隊に偽官軍の汚名を着せ隊員たちを処刑。左之助は赤報隊の生き残り。
明治になり東京の街で喧嘩一本でのし上がり人間離れした腕力で斬馬刀を振るう喧嘩屋『斬左』となる。
主人公剣心の一番の親友。

緋村剣心(ひむらけんしん)
伝説の人斬り、子供の時に野盗に襲われているところを比古清十郎に救われる。戦国時代から続く幻の剣術『飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)』を比古清十郎から学ぶが、時代はいよいよ混迷極める幕末へ。眼の前で苦しんでいる人々を放ってはおけないと戦いへと身を投じていく。
長州派志士として主に暗殺などを請け負い歴史の裏で暗躍。「人斬り抜刀斎」の異名を持つ伝説の剣客へと名を轟かせるが、ある事件をきっかけに暗殺業から遊撃隊へ。新時代『明治』と共に消息を断つ。

他にも魅力的なキャラが沢山出てきますが、自分の特に好きなキャラだけ紹介致しました。


最後に好きなシーンを
剣心の最初の妻、雪代巴(ゆきしろともえ)
作中全然笑わない美少女なんですが、最期の死ぬ瞬間に笑うシーンがグッときます!

あの時代、自分が育った漫画やアニメ、音楽や映画を見ると当時の心境や思い出がふっと降りてくるよね。懐かしい思いとともにじーんと胸が熱くなって涙が出てきそうになったり。『あぁ、俺は子供の頃これが好きだったんだな』て思い出させてくれるのもこういう漫画作品のいいところ。

現在るろうに剣心は新章『北海道編』がJUMP SQで連載中です。
興味ある方はこちらも是非!

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