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子供に関係図の書き方を理解させる方法

さて、今回の記事では関係図を書かせるときの理解させる方法を紹介します。


1、そもそも関係図って?

関係図は、よく相関図や関連図ともいわれます。
相関図は、辞書には以下のように書かれています。

数学で、二つの量の間の相関関係を表す図。二つの量を縦軸横軸にとり、対応する量を座標上に点で表す。散布図。
複数のものの関係を表す図。「登場人物―」

goo辞書より

今回の記事の場合、2の複数のものの関係を表す図を関係図と捉えています。
よく、小説などを読んでいるときに出てくる登場人物の紹介の図をイメージしていただければよいかと思います。

2、どんな時に書くの?

 主にこの図を書くことがあるとすれば、国語の物語場面で人物同士の関係を捉えさせたり、社会科のまとめで書くときに私は使っています。
 国語の方はイメージがしやすいかと思うので、社会科の場合で説明します。

例えば、3年生の社会科で地域の安全を守る働きで消防署について学習する単元があります。
そこでは、日頃から火事を防ぐために取り組んでいることや火事が起きたときの対処の仕方などを学びます。子供たちは学んでいく中でさまざまな機関が連携して火事に対して取り組んでいることを理解していきます。
(消防署、水道局、ガス会社、地域の人々、消防団など)
そこで、単元の終わりに関係図にかかせます。
こうすることで、学んできた点と点の知識をつなげ、視覚的にも理解することができます。

3、書き方の紹介

 では、どうすればこういう図を子供がかけるようになるかを紹介します。
 ずばり、漫画やアニメのキャラクターの関係図をかくことです。
 子供たちがみんな知っているような漫画やアニメが好ましいと思います。
 分かりやすいのは、ドラえもん、アンパンマン、サザエさん、ちびまる子ちゃんあたりかと思います。

 例えば、ドラえもんを例に紹介します。
 まず、のび太を黒板の真ん中に書きます。
 「ドラえもんとのび太の関係は?」と子供に聞くと、「友達」や「親友」などの意見が出るかと思います。
 それに対して、「ジャイアンは?」と聞くと、「いじめられている」、「仲が悪い」などの意見が出ることと思います。
(中には、「映画のときは仲が良い」などの意見がでることもあるかと思います…。)
 これらのような意見を矢印で結びながら図をかいていくと簡単な関係図ができます。
 私自身は3年生にこのような流れで指導をしたところ理解をすることができました。

4、完成図

では、そのような指導をした後に実際に子供が作った関係図を紹介します。
今回は、3年生の消防署と警察署の単元の図を紹介します。

消防署の図(火事を真ん中に置いています。)
警察署の図(交通事故・事件を真ん中に置いています。)

いかがでしょうか。
初めて、関係図を教え、その後実際にかいたものです。
もちろん、もっと良い指導方法もあるかもしれませんが参考になれば幸いです。

では、また。


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