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実践紹介 国語授業開き

新学期の授業について考える方もいることかと思います。そこで、4月に国語で私がよく行う授業開きの授業です。2学期のスタート時などにやってもよいかと思います。(とても有名な実践です。)

それは、

「口に2画」の授業です。(小学2年生以上対象)

授業では、黒板にいきなり□を書きます。
すると、子どもたちからは「四角?」「くち?」などいくつかのつぶやきが出てきます。そこで、これは口(くち)という漢字であることを伝えます。そして、発問です。
「口に、2画を足すとどんな漢字ができるでしょうか。」
すると、何人かの子が手を挙げることと思います。
そしたら、指名をします。
すると、田や目、兄などいくつか出てくることと思います。(他にも、申、旦、号など様々あります。)
そうして、2、3人指名したところで、紙やノートに「他にはあるかな?」と言って漢字を書かせるようにします。
書かせるときは、数字を振って書かせるようにするとよいかと思います。(1、田 2、目 3、兄 のように)
そして、時間を決めて探させるようにします。
クラスや学年の実態にもよりますが、私は最初は何も見ないで探す、教科書を見てもよい、教室の中にあるものをどれでも使ってもよい(辞典以外)とすることが多いかと思います。また、最初は一人で、あとから友達と相談してもよいなど変化をつけるのもよいかと思います。

こうしてやっていくと、クラス替え直後のクラスでも教科書をみる、友達と相談するなどのことが自然とおこなわれることと思います。
気を付けるポイントは、「2画」ということです。
口の外に付け足したり、曲げたりしてもよいのですが、2画を無理やり3画にすることなどはさせないようにしています。
授業の最後では、何個見つけたかを確認し、発表をしていきます。
発表の最中には「ああ」、「そんな漢字もあったのか!」などの声がたくさん上がることと思います。
そうして、発表をしていくと30個程度あがることと思います。
クラスの人数分は見つかってほしいと思っています。
そして、最後に友達と勉強することの良さや勉強への今後の意気込みを話し、終わります。

私は、教員になってからクラス替えのたびに行っていますが、まず絶対に子供が盛り上がる授業です。
ぜひ、やったことがない方はやってみてください。

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