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ia19200102
【詩】 サイボーグ
ぼくとあなたは違うんだ
ぼくには嬉しいことだけど
あなたは心を痛めてる
ぼくには悲しいことだけど
あなたは胸を躍らせる
違って当然
間違って当然
何度も転んで 躓くのは
ぼくらに「足」がついてるから
ヒトの身体は とても不便
不便を知るために 手足がある
不便を知りたくないからって
不便なものは捨てられない
眠くもない お腹も空かない
疲れもしないし 病気にもならない
感情すべてを消し去って
コマンドのままに動きたい
そんな存在に憧れた
そうならいいのにと思ってた
だけど無くせない
無くしちゃいけない
サイボーグになんてならなくていい
早い足も、迷わない無感情もいらない
機械の手足を
生身の手足に
ぼくはこの足で歩いていく
人間の足で歩いていく
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見出し画像には、『ia19200102』様のイラストをお借りしました！
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