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何も知らない他人が 私を指差してこう言うんだ。 あなたは独り、いつだって独り。 この先あな…
僕に名前はない。 人間は、何かに名前をつける時、 必ず「意味」を考える。 だからきっと、…
満たされない 満たされたい、この空白を それは欲で自己顕示 手に入れたのに自己嫌悪 いつだ…
一歩進めば付いていき、 一歩下がっても付いていく。 そう、ぼくは影。 キミの後ろで、ずっと…
最初はしわしわ、ただのゴム。 吹き口を咥えて。 たくさん、たくさん空気を入れて。 赤い風船…
暗い部屋に沈むのに慣れて カーテンは永く締め切られたまま 薄い液晶テレビの光 小さなデスク…
大きな壁にぶち当たるたび 回り道を探していた できるだけ傷つかないように 労力が少ないように 目の前の壁を尻目に逃げ出して 壁の向こうに行こうとした 時間が傷を癒すから、と 急がば回れ、と 自分に言い聞かせて 壁から目を逸らしていた だけど それを認めてくれる壁ばかりじゃない 回り道はいいけれど 言い訳して見つけた回り道は ただ時間だけを浪費させて 僕を先には進ませない 回り道する場所によって 努力は報われないこともある だからいつも自分に再確認 この回り道でい
夜風って不思議だと思うんだ 色も無く 気配も無く 形も命も無い でもそこにあって 自由に動き…
年を重ねて しわが増えて いろんなことを経験したけど 失ったものもたくさんある それは人だ…
小学生のとき、学校の先生に訊かれた。 「Ｃちゃんが『本当に』やりたいことってなんですか…
ぼくとあなたは違うんだ ぼくには嬉しいことだけど あなたは心を痛めてる ぼくには悲しいこ…
「あの時こうすれば」 その時はもう手遅れで 時間は戻らない 戻せない 二度と戻れないと知っ…
あ、おばあさん！ 重そうな荷物ですね、お手伝いしますよ！ 「偽善者だ！ おばあさんが困…
くそっ、これで１０社目だ！ 何度応募しても、どこも俺を拾ってくれない！ どうしてなんだ！ 俺は学業優秀だった！ 遅刻をしたことはないし、提出期限はいつも守っていた！ 話し上手で、 聞き上手で、 英語も話せて、 パソコンも使えて、 本も読んで、 テレビも見て、 ネットも見て、 学生代表もして、 毎日街の清掃もして、 企業研修にも参加して、 運転技術も丁寧で、 先輩には頼られて、 後輩にも慕われていた！ 俺はこんなに優れているのに！ 他の奴より、よくできた人間なのに！
