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【詩】 夜風にサヨナラ


夜風って不思議だと思うんだ

色も無く
気配も無く
形も命も無い
でもそこにあって
自由に動き回るのに
余計な物は混じらずに
小川みたいに澄んでいる
すごく呼吸がしやすいから
思わず大きく深呼吸しちゃう
お風呂で火照った体を冷まして
私から奪った熱を空気に溶かして
優しくどこかへ消えていってしまう


賢いあなたは気づいたかもしれないね


あなたの想像通り、僕は遊んでいる
文字と言葉を繋いで遊んでいるの
そういえば、僕は何者かって?
些細なコトだ、気にしないで
僕は形のない存在なんだよ
目に見えることもあれば
見えないこともあるよ
でも、いつか消える
ほら、もうすぐさ
目を凝らすんだ

手を振るんだ

別れの合図
3文字で

またね

って




・・・・・・・・・・

夜風
お別れの言葉
ふっと消えていく

・・・・・・・・・・



っていうのを題材にして、ちょっと遊んでみました(笑)
こういう表現の仕方も面白いですね(^^)



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見出し画像には『出雲千代』様のイラストをお借りしました!

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