見出し画像

アート作品『グリッド的な物語可能性(物語:女と椅子と二つの窓、幽霊的なあとのふたり)』



『グリッド的な物語可能性(物語:少なくとも、女と椅子と二つの窓、幽霊的な後のふたり)』


・グリッド的なもの。物語の叙述を拒むところの、もっとも不気味な造形としてのグリッド。なぜなら、自然界にも人間身体にも、かつて、このような最高奇形は存在しなかった(にも関わらずわれわれはそこに中心を、全くの自然さを見てしまうのである)


・なにかしらの終着点と始点をグリッドは表すことに"より"、いつも中間的たる「物語」を不可能たらしめている(たしかに、価値基準的で、定義的、公理的な。そして、背後で中間地点の末梢がいつしか進行する)


・近現代に美術世界に現れた、グリッド、に対して、まさに、見えないそのグリッドの最中で、人間は物語を営むことが"できる"(「にも関わらず」性において)


・グリッドは、安易な物語の拒絶として活かされており、(画面内には、非物語的な、やはり物語が語られている)

・それは、死者の物語、である

#art

#comtemporaryart  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?