父には乳がない 育休夫を持つ妻の日記5
出産前にはほぼ役に立たなかった私のユニセックスな胸だが、出産した瞬間にものすごく働き者になった。とにかくおっぱいは役に立つ。
泣いたら、パクっとくわえさせたら泣き止む。用意ゼロでミルクを冷ます必要もない。寝かしつけにも使えるし、本当に万能である。
夫にはない。乳首はよく見るとあるけど役に立たないようである。何回か、「くわえさせてみよう」と試してみたが、赤ちゃんは見向きもしなかった。やはりメンズの乳ではダメなようである。
ミルクで育っている赤ちゃんと違い、うちの赤ちゃんはおっぱいを知っている。なのでうちの場合、おっぱいがあるなしは、私は大きなハンデだと思っていた。申し訳ないが、私はおっぱいをフル活用していた。毎日の寝かしつけや夜泣きにも使っていた。それが夫に不利になることはもちろんわかっていたが、本当に眠かったので使えるものはとことん使った。夫ごめん。でももう私も最短距離を走りたい。
この後ろめたさが、夫に対する優しさとなって現れていたのかもしれない。浮気している男が優しくなるみたいな。ちょっと違うが・・
しかしだ。夫寝かしつけ当番の時(頻度はこの記事参照)、なんかおっぱい無しで赤ちゃんは寝ているのだ。どうやっているかはよくわからないが、とにかく寝ている。夫は夫で、おっぱい無界でのガラパゴススキルをつけているようなのである。
最初は何をやってもガチャピンになっていた夫であるが、(時折ファービーにも見えた)頑張ってチャレンジして、だんだんと自信がついてきたようである。他の人にネットで子育て指南している時さえあった(ドヤ顔で)。
ママという偉大なライバルがいる中、パパ独自のスキルを身につけるのはとても大変だと思う。でも、やればできる!(場合もある)
まとめ
パパにも寝かしつけはできる。任天堂がファミコンを作ってから家庭用ゲーム機が他メーカーでもどんどん出来たように、どうやっているかは知らないけど「パパでも出来るよ」という事実だけで他のパパもできるようになる。だから伝えよう!パパでも出来るよ~!!!
つづく
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