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チョンチョチョンチョンチョン、パチッ

今朝、通勤で使っている電車のダイヤが乱れていて、職場の最寄駅への到着が大幅に遅れました。

うちの職場は、こういうケースで遅刻する場合、各自で遅延証明書をもらって手続きせねばなりません。

自動改札の横にある有人窓口で駅員さんからもらうわけですが、もらった証明書を見てなんだか懐かしくなってしまいました。

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どこに懐かしさがあるかわかりますか?

答えは入鋏。ハサミです。

上下にある日付欄と、左右にある遅延時間欄のそれぞれ該当する部分に入ってますね。

私が小児料金で電車に乗っていた昭和の末期まで、駅の改札には駅員さんが立っていて、乗る時はリズミカルに打ち鳴らすハサミで切符に印を入れてくれるのが当たり前でした。

あのハサミ、旧国鉄の場合、駅ごとに切り込みの形が違ったんですよ。

平成が進む中で自動改札化が進み、令和の今、首都圏では、それなりのローカル区間でも入鋏は見られなくなりました。

そんなハサミが、まだこんなところで生きていた。

お前、まだ頑張っているんだな。

耳の奥で微かにあの頃のリズムが鳴った気がしました。

チョンチョチョンチョンチョン、パチッ!

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