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彼がメロンを嫌いと言う理由

多くの人につきまとう、食べ物の好き嫌い。

中には嫌いな食べ物はないと言う人がいるのかもしれないが、なくて七癖と同じで、あまり意識してないけど、実は…ってのがきっとあるのではないか。

かく言う私の嫌いな食べ物は…

ミョウガ…口中に広がるあの独特の風味がダメ。

紅生姜…赤すぎてダメ。お寿司のガリはイケる。

…噛んだ時のヌメりがダメ。

さくらんぼ…食べてる後半から嚥下後にかけて舌とノドに広がるエグみがダメ。

フォアグラ…作り方がグロくてダメ。

これ以外にも、何となく苦手とか、嫌いとまでは言わないけど進んでは食べないとかもある。

嫌いな食べ物を嫌う理由は、それを好きな人にはわからないものも多い。

嫌いな人の嫌う理由が、好きな人の好むポイントだなんてこともしばしば。

今まで様々な人の好き嫌いに出会い、聞ける時には理由も聞く。

自分と同じものが嫌いでも嫌う理由が違っていたり、自分の好物を意外な理由で嫌っていたり、なかなか個性が出て興味深い。

とりわけ、現時点で一番納得いかない「嫌い」がある。

高校の時、3年間同じクラスだったN。

Nはメロンが嫌いだと言った。

理由を聞くと、Nはこう答えた。

「メロンを食べてすぐ水を飲むと水が不味くなるから」

むしろ、それ水じゃん?

メロンの果汁で喉を潤せ。

じゃなかったら牛乳飲め。

まあ、でもそれが素直なNの気持ちなら仕方ない。

それぞれに嫌いな食べ物があり、その嫌う理由がある。

会話のネタに尽きたらぜひ。

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