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くだらない話

ボクの書くnoteのうち、マガジン「起きているのに寝言言います」では、極力“くだらない話”を書くと決めた。

そこで改めて「くだらない」について考えてみようと思う。

「くだらない」は古語では「くだらぬ」であり、「くだる」という動詞が表す状態を否定の助動詞「ぬ」で打ち消している語である。

「くだる」には「意味が通る」「筋が通る」という意味があり、その否定である「くだらぬ」は、「意味が通らない、ない」「筋が通らない」という意味になるというのが一説。

味がある別の説では、京の都で流行った日本酒で江戸に広まる酒を、「下り酒」(江戸時代は京(京都)の方が江戸よりも格が上なので、京→江戸が「下り」)と呼ぶようになり、江戸に流布しないようなつまらない酒は「(江戸に)下らない」。転じて、「つまらないもの=くだらない」。

そう考えると、今の世の中では、流行るものほど「アガる」気がする。

そう、ネットにアガる。
あるいは、SNSにアガる。
そして、流行るものにバイブスがアガる。

現代においては、「つまらない」ものは「アガらない」のかも。

くだらないけど。

ところで、「くだらない」の語源を「百済ない」に求める者もいるなんてあったけど、文法的にあり得ない。

くだらない話だ。

いや、そもそもこの記事、全体的に、くだらない。

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