【T・R・G・E】背番号変わる選手予想+空き番号あれこれ
はしがき
シーズン終盤、落とせないゲームをことごとく落として4位という、ここ近年の恒例行事でシーズンを終えた我が東北楽天ゴールデンイーグルス(T・R・G・E)
もう気持ちは来シーズンへ。前を向いたり後ろ向いたり。
先日はドラフト会議の感想を書いた。
今回はまず、T・R・G・Eの「この選手背番号変わるんじゃ?」を勝手に予想。
活躍が認められて変わる(功労賞)パターン、奮起を促すために変わる(残念賞)パターン、それぞれに勝手に予想していく。趣味的に。
背番号変更・功労賞パターン
今シーズンの飛躍を背番号の変更で讃えるとしたらこの選手!を挙げていく。
今江前監督の元で成績を上げた選手を中心に。
#46 藤平尚真
高卒ドラ1も7年目。
入団時「19」を(ご存命だった野村克也氏<楽天監督時「19」>にぼやかれながら)背負ったものの、成績が伸び悩み、2021オフに現在の「46」に変更となった。
それでもその後の2年間はなかなか調子が上がってこなかったが、今季はセットアッパー専念で覚醒。
体調不良で離脱する時期はありながら、ブルペンに欠かせない存在に。
来季、負傷からの復帰が読めない則本に代わる守護神として名乗りを挙げることさえできそう。
「19」は荘司がしばらく背負うだろうが、それに匹敵するような若い番号に変えてもいいのでは。
#56 鈴木翔天
2シーズン続けてセットアッパーとして大車輪の活躍を見せた鈴木翔天。
リードの展開で翔天がマウンドに上がった時の安心感はイーグルスブルペン陣でも随一と言っていいだろう。
本人にこだわりがないならもう少し若い番号で更なる活躍を期待してもいいのでは?
#66 村林一輝
元々高い守備力が評価されていたところに、打撃での成績向上もあり、ついに正遊撃手の座をグッと引き寄せた2024の村林。
昨シーズンオフの契約更改で「1年間活躍できたら」と条件を課しての背番号「6」への変更を懇願。
その条件に見合うシーズンとなったこのオフ、願いは叶うものと思われる。
年齢的にもまだまだ若い。
念願の「6」を背負って、長くイーグルスのショートを高いレベルで守ってもらいたい。
#69 内星龍
昨シーズン、セットアッパーとしてブルペンに欠かせない存在となった内。
今シーズンは志願の先発転向。
則本の配置転換もあって期待を集めた。
勝ち星こそ6勝8敗と負け越しとなったが、20登板で防御率3.58、8QSは先発初挑戦としては及第点ではなかろうか。
ただ、後半息切れしたかのように勝ちがつかなかったのと、序盤の失点や崩れるイニングがあるのは課題。
裏を返せば、そこを克服したら立派な先発投手へと飛躍するだろう。
10番代、20番代を背負わせたい。
#70 石原彪
「京都のドカベン」の異名を引っ提げて高卒入団して早8年目。
ファーム暮らしの長かった石原が今シーズンようやく1軍定着の兆し。
プロ1号も放っていよいよ覚醒の予感。
リード面も決して悪いわけではなく、太田、安田と築く捕手3人体制はなかなか強力だ。
後半打撃成績が伸び悩み、起用に疑問符を付すファンもいたが、それもある意味期待の裏返しとも言えよう。
若い番号を背負った石原のさらなる活躍を見たい。
番外編①
来シーズンに期待!
来シーズンの飛躍があれば功労賞パターンあるかも⁉︎
#50 武藤敦貴
もう少しチャンスをあげたい!
ベンチの盛り上げ役としても貴重な存在。
#57 瀧中瞭太
シーズン終盤の好投が光る。
シーズン通して安定した成績を残して主力になってほしい期待株。
#63 入江大樹
シーズン最終盤にようやく1軍出場をもぎ取り、可能性を感じる爪痕を残した。
来シーズンは開幕1軍&1軍完走にまずは期待。
番外編②
数字大きく見えるけどこのままいくパターン
#47 藤井聖
サウスポーで#47はエースナンバーに匹敵する。
完全に工藤公康の影響だが。
今シーズン、早川とともにチーム左腕初の二桁勝利を挙げた。
もう少し長いイニングを投げられるようになれば、早川との左のWエースの地位は盤石だろう。
#48 渡邉佳明
うまく言えないけど、大きな番号の中では野手として悪くない番号だと思う。
それだけ。
#51 小郷裕哉
言わずと知れたレジェンド・イチローの背番号。
外野手が#51を背負うのは、今や球団の期待の表れと言っても過言ではないだろう。
今季リードオフマンして覚醒し、今シーズン12球団唯一&チーム史上初の全試合フル出場を果たした飛躍は、必ずや来季以降に繋がることだろう。
#55 安田悠馬
ポジションもバッティングスタイルも全く違うが、風貌が似ているという一点で「エンジゴジラ」の異名を持つ安田。
もちろん、ゴジラこと、レジェンド・松井秀喜にあやかってのことだ。
その松井秀喜の代名詞とも言える背番号「55」は、この男に相応しい。
来シーズンはますますその打棒に期待したい。
背番号変更・残念賞パターン
#9 吉野創士
2021年ドラフト1位の期待を背負って入団した吉野。
高卒入団として育成重視のスタートなのはよかったが、3年目の今季も2軍での成績さえ伸びていない。
シーズン後半には目(というか見え方)の不調を訴える一幕もあり、多くのファンを心配させた。
本人がSNSで検査を受けたことを明かしているが、詳細については本人からも球団からも発表がなく、心配が払拭されたとはいえない。
技術面の問題だけでないとはいえ、一桁「9」の背番号は重く見える。
一旦大きい背番号で心機一転、仕切り直して改めて研鑽を積んではどうだろうか。
ゆくゆくは右のアベレージヒッターとして活躍してほしい。
#22 小孫竜二
2022年ドラフト2位入団の小孫。
同期には、ルーキーイヤーに一定の成績を残した荘司(1位・今季はケガで成績残せず)、パーム使いのセットアッパーとして大活躍の渡辺翔太(3位)、同じくセットアッパーとして期待のもてる投球を見せた伊藤茉央(4位)と、投手当たり年の様相を見せる2022ドラフトにおいて、一人パッとしない状況となっている。
もちろん、2年でいろいろ求めるのが酷という部分はあるが、社会人からの入団=即戦力としての期待ということを考えると、やはり物足りない。
楽天投手で「22」といえば、「スクランブルのトムさん」こと、戸村の背番号。
いつかその背番号が相応しい投手になることを祈りつつ、一旦下ろしてみてもいいかな。
残念賞が少ないのは
こうして見ると、残念賞パターンに当たりそうな選手が少ない。
改めて選手名鑑を眺めると、若い背番号は主力やベテランが背負っている。
ゆえに、この2人以外で若い番号から捲土重来を期して大きい番号に変わる選手はいないようである。
空き背番号の行方
さて、では2025にはどういう背番号構成になるのか。
空き番号から勝手に妄想したい。
2024空き番号
1、6、12、16、26、33、37、62、73、74、75、76、80
2024オフに空いた番号
※支配下の0〜80に限る
13(ポンセ)*球団正式発表まだ
20(ターリー)*球団正式発表まだ
29(高田孝一)
30(平良竜哉)
40(櫻井周斗)
71(吉川雄大)
78(辰見鴻之介)
79(清宮虎多朗)
いきなりの争奪戦⁉︎
こんな(個人的に)とんでもないニュースが飛び込んできた
「1」は守護神としてチームを支えた功労者・松井裕樹がルーキー入団から10年間背負った番号。
本人の希望もあっての「1」だったが、プロ野球で投手の「1」は異例ともいえ、一般的には野手の中心選手の番号である。
田中将大の例を踏まえると引退まで空き番号にし、楽天復帰の際には復活するという考え方はなくもないが、シーズン24勝無敗で球団初の日本一に導いた貢献度と比較すると、そこまで特別扱いするべきか悩ましい。
ゆえに、ここで一般的な野手の中心選手としての「1」を宗山に、というのは納得できる。
しかし「6」は…
楽天にとっては、守備の名手で日本一にも貢献した藤田がつけていた由緒正しき背番号。
その上、現役でもショートとして名高い選手が多く付けている番号でもある。
(源田、今宮、坂…なんだっけ?)
村林がその「6」を欲しいと言って、それを励みに今季奮闘して、いよいよというところで、大型ルーキーに「6」提示はないだろうというのが率直な感想だ。
確かに、打撃成績でいえば若干物足りず、村林の打率、打点が上がったらチーム順位も変わっていた可能性はある。
ゆえにまだ「6」は早い、というだけならいい。
しかし、それをいくら期待大とはいえ、新人選手にあげちゃっちゃ、村林のモチベーションなど上がるはずもなかろうよ。
その辺、球団はどう考えるのか?
まさか、何か秘策が?
とにかく、平和なのは、宗山「1」、村林「6」で2025を迎えることだと思うが…
「37」と「26」の行方
「37」は球団初の日本一を要で支えた嶋基宏の、「26」は移籍組ながらその経験で投手陣だけでなく若い捕手陣も引っ張った炭谷の、それぞれ楽天にとって捕手の名跡ともいえる背番号。
現在そのいずれもが空き番号となっている。
そこで、今季正捕手争い筆頭の太田「2」と、遅咲きブレイク捕手の石原「70」でこの二つの背番号を分け合ってはどうだろう。
順当に考えれば、太田が「37」、石原が「26」か。
そして、それで空き番号になる「2」を…
村林!
太田の前の「2」と言えば、今季から2軍監督になる渡辺直人が楽天で最初につけていた背番号。
一旦吉持が付けた後太田に回ったが、好守でチームを支え、人柄も愛された渡辺直の背番号ならば、希望の「6」とは違うものの十分意味と重みのある番号である。
村林が「2」を背負うのならば、宗山の「6」も平和裏に収まるし、まさかそれを画策しているのだろうか…
「33」の後継者
「33」と言えば、楽天ファンにとっては言わずもがな、地元・岩手出身のスター・銀次の代名詞的背番号。
現在もアンバサダーとして球団のために奔走している銀次だが、永久はもちろん、半永久としても欠番状態であることを、少なくともご本人は望んでいないのではないだろうか。
とはいえ、軽く扱われても困る。
できれば地元出身のファイトとガッツあふれる野手に背負ってほしい。
実は、今季在籍した選手で、地元東北の出身野手は岩手出身の阿部寿樹のみ。
投手に広げても宮城出身の大内のみ。
地元・仙台育英出身の入江もいるが、出身地は大阪である。
ここ近年、ドラフトにおいて”地元枠”と言えるような指名がほとんどなかった(2024もなし)ことを裏付けているかのようだ。
(宮城の平沢、岩手の佐々木朗希は1位指名したが、重複になり抽選で外す しかもどっちもロッテに)
ここは、将来の地元有望枠のために、しばらく「33」は空きにするのがいいのだろう。
エースナンバー「16」
山村、森雄大が背負うもパッとせずだったエース級の背番号を正真正銘のエースナンバーに輝かせたのは涌井である。
西武、ロッテに次いで楽天でも開幕勝利を挙げ、チーム全体が不振から抜け出せない中淡々とエースの投球を続いた姿はしびれた。
中日移籍後も好投を続ける(一方でなかなか勝ち星が付かない)涌井が、近い将来再び楽天のマウンドに立つ可能性はあると思う。
(石井GM復帰はその布石?)
であるならば、涌井の現役引退までは空き番号なのかもしれない。
(新庄監督を真似るように石井元監督が背負った時には白けたが)
そうじゃなければ、次代のエースたる投手が「16」を背に躍動する姿に期待したい。
おわりに
T.R.G.E.の2025に向けて、背番号という観点で独断と偏狭の妄想をつらつら綴ってみた。
実際のところはどうなるか。
まずは新入団支配下選手6名の背番号に注目だ。