空色の帯は荒川を越える【えきのほそ道】
古の遊郭は跡形さへなかりしも、賑いは衰えざる街を空色の帯は離れたり。
程なくして姿変えつつある仄暗い駅に着くも、鉄路を辿れば陽光なむほのかに差し入りたる。
さらに進みてついに光浴びたるに、轟音響かせる足元には荒川の悠然と水たたえたり。
長き橋にて幅広き川渡り切りたれば、駅をはじめに栄へたる街には背筋伸びたる選手の立てるなり。
東陽町ー南砂町ー西葛西
空色の帯は、さらに東を目指したり。
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駅名を路線図の通りに並べると「5・7・5」のリズムになることがある。
これを、マニアの間では「鉄道川柳」と呼ぶ。
「えきのほそ道」では、この「鉄道川柳」に雅の文もどきを添えて、更なる普及を図るものである。
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