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鬼滅がコロナの日本を救う

空前の大ヒットという範疇を遥かに越え、社会現象を巻き起こしている「鬼滅の刃」

12月4日発売のコミックス23巻をもって原作が完全完結。スピンオフの外伝までもが売切続出。

映画「劇場版・鬼滅の刃〜無限列車編」は、興行収入ランキングをものすごい勢いで駆け上がっている。

「鬼滅の刃」がここまでのムーブメントになった最大の要因は、断言するとやや不謹慎だが、やはり新型コロナウイルス(COVIT-19)にあるだろう。

「鬼滅の刃」の連載が週刊少年ジャンプでスタートしたのが2016年11月。
その後2019年4月にMX系列でアニメ化されて人気に火が点いた…

となっているが、その点いた火を焚き付けて燃え上がらせ、ここまでの社会現象にしたのがコロナだった。

正確に言えば、コロナ対策で全国一斉休校からの緊急事態宣言という流れの中で、外出を伴う行動が大幅に制限される中で、灯っていた鬼滅人気の火が多くの人の目に留まり、ここまでの社会現象にまで燃え上がった。

我が家で最初に鬼滅に触れてハマったのは長女。
家でやることがなく、動画サイトで見つけたのがきっかけだ。

あまりにハマっているので、退屈を紛らわせられるならとコミックス既刊全巻(当時19巻)を購入。
きょうだい全員と私が読破してハマり、さらにレンタルDVDでアニメを一気見してますますハマって今に至る。

同じような経路でハマった人は少なくないはず。

もちろん、元々の原作が時代に合っていた上に、アニメ化にすごく向いていたこと、ネット配信が一般化した情勢もあるが、それだけならここまでのムーブメントにはなっていないだろう。

コロナのせいで日本に住まう全世代が娯楽に飢えたタイミングで消費しやすい形で登場し、それぞれが抱える“飢え”にピッタリハマった。

コロナがなくてもそれなりに流行っていたとは思うけど、ここまでにはならなかっただろう。

ちなみに、コロナの影響で一大ムーブメントになったエンタメがもう一つある。

アイドルグループ・Nizi-Uを生み出したNIZIプロジェクトだ。

アイドルを目指して奮闘するアイドル候補生の汗と涙に加えて、その候補生を厳しくも優しく見守り育てるプロデューサー・JYParkの名言も話題になった。

こちらも、コロナの休校期間中に朝の情報番組・スッキリで特集されたことで認知度が爆発的に上がった。休校がなかったら小中高校生の目に留まる機会が減り、ここまでのムーブメントになっていなかったかもしれない。

話が逸れたので戻すが、ともあれ、「鬼滅の刃」がコロナで陰鬱としたエンタメ業界と日本の社会全体を蘇らせる救世主となったことは疑う余地がない。

今回は鬼滅が社会現象レベルにまで大ヒットした要因を社会側から独り言ちてみた。

次はストーリー全体を踏まえた内容に焦点を当ててほざきたいと思う。

期待は乞わない。

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