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脚癖

電車に乗って空いた座席に座ると、正面には作業着を着た男性。

可愛らしい長さの脚を一生懸命組んでいて微笑ましかった(わけはない、邪魔である)。

二駅くらい経つと、作業着は脚を解いて、今度は前に脚を投げ出した。

可愛らしい長さのわりにはずいぶんと前に出ていたから、座席にはお尻が半分くらいしか載っていなかったのではないか。

楽をしているようで少しキツいんじゃないかと思うと、なんだか可愛いらしかった(なんてことあるか!邪魔じゃ!通路無駄に塞ぐな!)。

脚癖には気をつけよう。

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