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様子を見ています

体調によからぬ変化があると、大した症状じゃなくても、生活や仕事に響かなくても、何となく気になるものです。

それでも、原因がなんとなくでもハッキリすれば多少落ち着きますが、そうでなければどうでしょう?

2009年のゴールデンウィークが明けた頃にうつ状態の症状が出て以来、細かい体調不良があちこちに出ています。

頭痛や腹痛は特によく出る症状です。
あまりによく出るので、痛みにではなく、大した病気じゃないのに頭やらお腹やら痛いことがあるという事実に慣れてきてしまった感があります。

よっぽどひどくても、いろいろ診てもらうとやはりなんでもなく、言われることは大体同じ。

「様子を見ましょう」

そんな中、今年の7月20日頃、左の肩に痛みが出ました。
今までに経験がなく、思い当たるきっかけもない痛み。
でも、腕は上がるし、動くし、力も入る。重い物が持てないわけでもない。

だから様子を見ました。いつものように。

痛みは引かないが強くもならない。
他に支障もない。

ところが、1ヵ月経った8月下旬、左肩の痛みが引かないままに、今度は左の腕から手にかけて痺れが出始めました。正座した足に出る痺れの出始めみたいな痺れ。
表面に薄い膜が張っているような違和感と指先に水が溜まっているような感覚。
しかし、やはり他に支障がない。手指の動きは問題なく、痺れが増すようなきっかけもない。

だから様子を見ました。またもや。

そのままで1ヵ月。さすがに気持ち悪い。

最初の症状が出て2ヵ月、ようやく整形外科を受診。レントゲン撮影の結果、頸椎のヘルニアの疑いという診断。リハビリで様子を見ることになりました。

同じ「様子を見る」でも、具体的な症状名が付くとある意味安心感があるなと。

そして、程度や今後の治療に向けて精査が必要なため、MRIを撮ることになりました。

改めてMRIで頸部の確認をした医師の診断は、しかし、安心感を覆すものでした。

「ヘルニアがないわけではないが、腕に痺れが出るほどの状態ではない。おそらく腕の痺れの原因は頸椎のヘルニアではない」

振り出しに戻る〜

その際、「上部に写り込んでいる脳の画像に気になる部分がある」と、脳神経外科に回されました。

脳?え?大丈夫?

不安を抱え、病休もちらつきながら脳神経外科へ。

今度は脳のMRIを撮影。

後日結果を聞きに行くと、曰く

「先天的なもので定型と異なる部分はあるけど、珍しいものでもなく、何ら支障はない。血管、その他脳には異常がない。きれいな脳です」

へ?痺れは?

改めて問診され、触診され、上肢の血管を調べましょうとなり、血管の造影CT撮影をすることに。

こんなにいろいろ撮って大丈夫なのか?と思いつつ、ハッキリスッキリしたいから仕方ない。

そして結果を聞きに行くと…

「特に問題ありません」

次に考えられるのは抹消神経障害だが、症状から見て急ぐことはなさそうだと。

そして出ました。

「様子を見ましょう」

ということで、様子を見ています。

実はここひと月くらい、腰に軽い痛みが出ているし、下肢の倦怠感、疲労感が異常なほど出てもいるんですけど、これもきっとなんでもなくて、様子見てればいいかなって思っています。

腹痛もここ1年以上キツめで、常に便意があるような感覚もあり、出してもスッキリしない。
「出してもスッキリしない」ってところが過敏性腸症候群と違う気がするけど、健康診断では大腸の異常が全く出ないし、一度内科に診てもらった時も「自律神経の乱れでしょう」と処方すらなかったから、様子を見てればいいかなって思っています。

今怖いのは、他に症状が出ても、「結局様子を見るんでしょ」と軽くいなしていたら大病だったっていうパターンなんですけど、大げさにしてこれ以上時間とお金と年休を無駄にできないなって方が勝っています。

まあね、そもそもうつ状態ですから。
何か精神的なものなんでしょう。

しばらく様子を見ます。

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