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ふんわりと生きる~思考も行動も軽やかに~

世界は風の時代に入りました。
風は軽やかに流れていくことから、風の時代は自由、目に見えないもの、変化、多様性などを重視する時代と言われています。
それは個人が自分の個性や価値観で生きていくことが尊重される時代になったということ。
 
誰もが個性を大切にする世の中になったら、きっと今より生きやすくなるはず。
私はそんな風に思っていました。
 
ところが現実はというと、まったく何も変わっていない。
仕事内容も働き方も周りの人たちとの関係も。
 
確かに時代は風の時代に入りました。
ただ、2020年12月22日に風の時代に入ったからといって、世の中がガラッと一変するわけではないのです。
社会も、周りの人たちも、徐々に変わっていくものなのです。
 
なにより、自分自身だって同じ。
風の時代に憧れて気持ちが突っ走っているだけで、私の思考はまだ土の時代を引きずったままだった気がします。
 
そこで私は、風の時代に順応できるように、自分自身が身軽になっておいた方が良いのではないかと考えました。

風の時代を生きていく

まず部屋の中のいらない物を断捨離し、
離れたい人間関係を整理するために環境を変える決心をしました。
 
次に自分の思考の癖も手離す努力をし始めました。
これがなかなか苦労するのです。
なにしろ長年連れ添った思考の癖ですから、完全に手離すにはある程度の時間が必要かもしれません。
でも、意識するだけで少し気持ちが軽くなったのは事実です。
 
そこで、私が実際にやってみたことで最も効果があったもの2つをお伝えします。

★「~しなければならない」を手離す

私が手離したい思考の癖を挙げてみると、
・ネガティブ思考
・“あの時の発言”をいつまでも後悔してしまう
・周りに気を使いすぎる
・落ち込みやすい
・人の感情に影響を受けやすい
など、まだまだたくさん出てきます。
 
同時に気が付いたことがありました。
「ああ、もう起きなきゃいけない時間!」「会社行かなきゃ」「あの人に来週のこと伝えなきゃ」「15時までにこの作業終わらせないと!」「明日のお弁当の準備しなきゃ」「お風呂入らなきゃ」「こんな時間だからもう寝ないと」
見事に一日じゅう「~しなければいけない」と言って(思って)いるのです。
もちろんこれらは社会人として必要な行動ばかりなのですが、
「~しなければ!」と思ってから動くと、さらに気持ちが重くなってしまいます。
ただでさえ嫌なのに、もっと億劫に思えてくるなんて地獄ですよね。
 
とはいえ、自己啓発系の本や動画で言われているように、
会社に行きたくない自分に「会社に行きたいんだ、行きたいんだ」などと暗示をかけることは私にはできません。
(絶対に行きたくない気持ちが消えないのが分かっているからです)
その代わりに、
「~してみようかな」
と思うように意識してみました。
「会社、行ってみようかな」「お弁当作ろうかな」「そろそろ寝ようかな」
と、敢えて軽い感じで言って(思って)みると、見えないプレッシャーから解放されたように不思議と動けるようになりました。
 
日々それを意識し続けていると、どんなことも軽い気持ちで行動できるようになったのです。

★夢を持つ

数年前、友人に言われました。
 
「夢が見えてくれば、選ぶべきものは未来の自分が教えてくれるよ」
 
その時の私は夢なんて持っていませんでした。
この会社で一生働くんだろうなぁ、と半分諦めに似た感情で生きていたので、
夢を持つことなど考えたこともありませんでした。
 
でもその日は友人の言葉が妙に引っかかっていました。
ふと、子供の頃に思い描いていた、作家になるという夢が浮かんできました。
その夢を忘れたわけではなかったけれど、社会人をしていくなかで非現実的な夢は心の奥に押し込んでいたのです。
堅実に会社員として働かなければいけない、という固定概念とともに生きてきた私にとって、この夢は子供の頃に置いてきたはずでした。
 
それなのに、今の私でも夢を持ってもいいのかも!と思ってしまったが最後、
やっぱり書くことを仕事にしたい、という気持ちで溢れてきました。
 
急にワクワクドキドキしてきて、私はすぐに今何ができるのか探し始めました。
そこで見付けたのが、キャリアスクールのSHElikesでした。

当然私はライターコースが目的でその門を叩いたのですが、
体験レッスンでスクールの内容を聞くと、なんと29ものコースが自由に受けられるというのです。
ライティングのスキルだけではなく、カメラやデザイン、動画編集まで学べることに驚きました。
かつて語学学校で英語だけではなくスペイン語や中国語にも手を出していた私には、ドンピシャな学びのスタイルだと思いました。
 
さらに、学んだスキルで仕事につなげるサポートもしてくれる、とのこと。
書くことを仕事にしたいと思っている私にはとても心強い!
 
でも……、お金かかるし、ちゃんと続けられるかな……。
 
そんな不安はもちろんありました。
でもその時、ふと友人の言葉を思い出しました。
 
「夢が見えてくれば、選ぶべきものは未来の自分が教えてくれるよ」
 
ああ、そうか、と思いました。
きっとこのスクールに出会ったのも、未来の私が教えてくれた道なのかな、と。
そう思ったので、私は勇気を出して申し込んでみました。
 
オンラインでの講座は短時間で区切られているので、
通勤時間や会社が始まる前に少しずつ受講できているのですが、
課題に取り組むには気合も時間も必要なので、楽ではありません。
 
でも、夢があるから頑張れているし、なにより書くことに触れていること自体が楽しいのです。
しかも、課題を終えた時の達成感たるや!
 
そして自分の人生を作っているんだ、という充実感から、
だんだん自分のことが好きになってきた気がします。

他人の目を気にせず、自分らしく軽やかに生きる


手離したい思考にも挙げたように、私は人に対して気を使いすぎるところがあります。
一緒にいる人がどう思っているか、つまらなさそうにしている人がいないかどうか、
私が「○○」と言うことで我慢する人がいるんだったら言うのを控えておこうか、と、
常に周りに目を配りまくって生きています。
 
と言えば聞こえは良いのですが、ただ他人の目や評価が気になっているだけなのです。
幼少期に何か辛い経験をしたから、というのではなく、多分生まれ持った性質と長女あるあるです。
だから手離したくてもきっと無理で、一生付き合っていくんだろうな、と思っていました。
 
そんな時、「自分軸」「他人軸」という言葉を知りました。
 
自分軸は、自分の価値観や欲求に従って選択、行動すること
他人軸は、自分の気持ちは後回しにして、「人からどう思われるか」を考えてしまうこと
 
「他人軸」に書かれているのは、まさに私のことでした。
どっちが良くてどっちが悪い、というものではないのは分かっていますが、
自分軸で生きてみたい、と私は素直に思ったのです。
 
自分軸で生きていきたいと思った私が、夢を思い出したことはきっと偶然ではないと思います。
 
他の人がどう思おうと、好きなことをして生きていくことを私が決めたのだからそれでいい。
そう思えるようになった今、以前よりも私の周りの空気がふんわりと軽くなったような気がしています。


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