65才BESTY・腎移植へのMasterplanその後⑧2024年8月5日~眼瞼下垂手術・抜糸~
眼瞼下垂の手術をした翌日、眼科にてガーゼを取って消毒。その後、綿棒で傷に軟膏を塗ってもらった。今後は抜糸するまで1日2回、自分で軟膏を塗らねばならない。
1日4回目薬を差し、1日3回免疫抑制剤等の薬を飲む。ずーーーっと、時間に追われる毎日だ。
そして手術から1週間後の今日、やっと抜糸を迎えられた。
それにしてもこの1週間、私の心は相当萎えた。
ガーゼを取ってもらってからあれよあれよとまぶたが腫れあがり、目の下に真っ青な内出血までできていた。
まるでメタクソに殴られたボクサーのよう。鏡で見るたび、これ本当に治るのだろうかと落ち着かない気持ちになった。
ネットで調べると、手術後のこの状態をダウンタイムといい、誰しもが不安に駆られる時期だけど必ず治るので安心してください、とあった。
確かに移植手術後の赤黒かった私の腹も、今では内出血の跡形もない。そう、人間の治癒能力の高さを誰よりも実感している私ではないか。
ドンと構えておこう。
とはいえその顔を鏡で見た直後、YouTubeでビーファを見ると「こんなファンでごめんなさい」と謝りたくなるくらい悲しくなる。
よりによってこの1週間、ahamo×BE:FIRSTの個人動画やら新曲『Blissful』の個人ティザーやらがガンガン配信されて、あまりの供給の多さに溺れそうだった。個人動画だからドカーンと顔のアップもあって、そのどれもがカッコよくて美しい。私は、醜い。嗚呼、泣きたい。
その醜い顔のさなか、3日の土曜日には近所の児童公園で行われた盆踊りに足を運んだ。夜なのに、サングラスをかけて。しかも2曲も踊ってしまった。
曲がかかると勝手に手足が動いてしまうのは、踊り好きのサガなのだ。ソウタの気持ちがよくわかる。レベルは違うけど。
さらに8月4日の日曜日、私は65才の誕生日を迎えた。
あろうことか、こんな最大級に劣化した顔の時に……。
へこみそうになったが、0:00時ピッタリにおめでとうLINEを送信してきた娘から誕生日祝いのメロンが届いて、気持ちが上がった。
さらに夫が、“テイクアウトの女王”という名称のサンマルクの高級弁当を買ってきてくれた。
ふたりのおかげで落ち込むことなく、幸せ気分のいい誕生日になった。妻思いの夫と親思いの孝行娘に感謝!
そういえば眼科に向かう時、以前よりもずっと前方が見やすくなっていることに気づいた。うれしい。これでまぶたを指で上げながら歩かなくてもよくなる。十分だ。