64才BESTY・腎移植へのMasterplan㉘2024年5月21日~入院8日目~
いつものルーティンのストレッチをして「体力落ちてるなー」と、しみじみ思う。最初の足の運動をやっただけでも、ハァハァして疲れる。
こんなにポンコツになって、果たして元通りの仕事ができるのだろうか?
今日も透析。下痢のため、リハパンを履いていく。
朝、ベッドの上でおならと思ってお腹に力を入れたら、なんと便失禁をしていたのだ。大人になって、初めての失態。泣きたいくらい情けなかった。
介護の仕事をしているから、馴染みのあるリハパン。さっそく売店に買いに行った次第。透析中、またやらかしたら恥ずかしいので。
今日も今日とて追いザスト。#12。最初の大泣きポイント。何度見ても号泣する。透析室のベッドの上で、涙を流し続けるおバカさん。それは私です。
便は、どうにかがまんできてよかった。
今日は、夫が入院してくる日。透析から部屋に戻って夫からのLINEを見ると、私の部屋のふたつ隣の部屋に入ったとのこと。
挨拶に行く。健康な彼は、ホントだったら病院のベッドで寝る必要ないのに。レンタルパジャマを着て、ベッドに横になっている姿に直面したら、あまりにも不憫で申し訳なくて、泣きそうになってしまった。本当にありがたくて、一生足を向けて寝られない。
夕方、面談室にて夫とふたりで担当医からの手術の説明を聞く。
怖いことをいっぱい聞かされる。概ね、手術後に私に起こりうるリスクのこと。ビビリの夫の顔が、どんどん暗くなる。
大丈夫、なるようにしかならないんだから。
手術後、私にどんな過酷なことが訪れようとも、時間は必ず流れる。起こってしまった過去のこと悔やむことも、起こってもいない未来のことを不安に思うのもバカらしい。余計なことは考えず、ただ、今と向き合って一生懸命生きるだけ。ぜーんぶ、決められた運命なのだから。
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