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時間のある一日

土日休みの職場だと、金曜に仕事が終わった瞬間の快感とやら。

ようやく社会復帰して、早半年。

アルコール依存症と過去に確定診断を受けたわけではないが、朝起きて酒を飲んで仕事に行き、昼休憩にアパートに走り、酒を飲み、バレないようにフリスクを噛み砕き、何知らぬ顔でデスクに着席してる時点でそれはもはや完全に依存であり、そういうクズ過ぎた過去を背負って今を生きている。

今も脳裏に、当時の忌々しい時が蘇る事がある。金縛りにあい、ヒンヤリとした汗を拭い、開けたくない瞼を恐る恐る、開く。ああ、目の前の像はきっと幻だ..

飲酒量が0になるわけではない。今は土曜日だけ、たしなむ程度に飲酒する。アルコール依存症は一口飲むと某ジャニーズタレントのごとく潰れるまで飲み、仕事や家庭、恋愛、全てを粉々にしてしまう。私はかつてのようなクズのような飲み方をする事が出来なくなった。

それは過去を再経験する恐れか、肝臓がなんとなくもうだめなのか、それとも、これ以上の飲むと身を滅ぼすぞという本能的なものなのか私はわからない。

現在はただ淡々と、筋トレをしたり、友人とラーメンを食いに行ったり、漫画を読んだり、朝早く起きてパソコンを開け、仕事の勉強をしたり。

これだけを見ると、「リア充」だ。

私は過去の哀れな自分と、さよならできそうかな。さよならしたいよ。

あと50年程は生きるのであれば、私はそのような汚れた過去を背負いつつ、綺麗に、幸福になりたい。

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