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主役になってもええんじゃないかなと思った話

仕事の休憩時間なんかにnoteを書いたことがないので、思いついたことだけざあーっと書いてあげようと思っているのだが文脈がへんでも見逃してください。

年明けに自分の使命を知りたくなり、占星術の先生にわたしが生まれた日の空のホロスコープを見てもらった。

わたしは太陽星座が天秤座で、月星座が蟹座である。

星座には太陽と月があって、表向き社会的な立場や役割などに出やすい太陽星座(男性性のエネルギー)と、感情や本心、本来の自分を表していると言われる月星座(女性性)からなっている。

生まれた日の空のホロスコープを見れば、自分がどんな役割を持って生まれてきて、どのように生きたいのかがわかるのだ。

わたしは男性性が強すぎて、女性性を無視しまくった人生を歩んできた自覚があって、本当の自分の感情や本心をこれでもかと押さえつけてきたことを知った。

仕事だけは上手くいくのにパートナーシップや人間関係がなかなかの挫折ぶりで、これは自身の本心(月星座)に沿えていないことによる弊害である。

さてそんな話がしたいわけではなく(それも重要なのだが)

わたしの太陽星座は天秤座だが、よく星座占いなどに言われる社交的、バランス、華やか、おしゃれ、洗練などのキーワードがピンと来なかった。

二十代の時、たしかにパリピっていろんな場所に顔を出したり、知らない人と話すのを意識的にしいたが、いわゆる陽キャでおしゃれな人たちがふだん過ごしているような日常に憧れがあったり、自分がインキャである劣等感からべつに好きでもないのに社交の場に行っていたような気もする。

その証拠に何人の人と会っても、なんの実りのある人間関係も得られなかったし、むしろ気心知れた人と一対一でものすんごくコアな話をするほうが充実した感じがする。

そんなこんなで、ぜんぜん社交的じゃないじゃんと思っていたし、根は陽キャでもパリピでもないということが年齢を経るごとにわかってきたので、わたしは自分のどこらへんに天秤座の要素があるのだろうとずっと思っていた。

(写真、服、デザインなどのセンスを褒められることが多いので洗練やおしゃれは合っているかもしれない)

人と話したいのにめんどくさい、交流したいのに人が苦手みたいなみょうちくりんな性質も、HSS型HSPにもよるものだと思っていたが、天秤座×蟹座といういわゆる外交型×内向型みたいな相容れないふたつの星座が、90度で葛藤の角度を取っているため、おおいに影響を与えていることもわかった。

それをみてもらってからしばらくたっても、やっぱり自分の中の天秤座があまりピンときていなかったのだが、急に疑問が解けたのでそれを書いておこうと思う。

太陽星座に出やすい社会的な役割として、今わたしはわかりやすく調整を主とする仕事をしている。

多くの人とかかわり、相談窓口となり、間に介入する。

トラブルがあれば紐解いてまわり、関係者の性格や感情の機微を観察し、空気や相性を読み、ちょうど良いところで解決策を見つけたり、マッチングしたりする。

誰と距離感が近くても遠くてもいけないし、私的な価値観を挟んでも上手くいかない。
全体を俯瞰して、中立で、中庸で、バランスを取る立ち位置。

人によってはものすんごくストレスが溜まると思うし、各所の板挟みになって疲弊して、精神を病んでやめる人も多い中、わたしはなぜかこの役割が未経験の時から得意だった。

いろんな人の価値観に触れると、考え方やものごとの受け取り方が人によってこれほど違うんだという違いを知るのがおもしろくて、自分の視野を広げたり、視座を上げてくれてとても楽しかった。

「人との違いを知ることによって、天秤座は自分を知ることができる」

これにぴったり当てはまっているような気がした。

いろんな人の感情に揉まれても、不思議と一緒になってもみくちゃになることはなかったし、私の中の天秤がいつも自分をまっすぐな場所に立たせてくれていたのかもしれなかった。

バランスを取るって意外と大変なんじゃないか?

というのも、バランスが崩れている人、偏っている人があまりにも多いように思うからだ。距離感がバグっている人もものすごく多い。

この器用さを駆使した社交力が天秤座のいちばん強みであるところである。

わたし、思いっきり天秤座してたんじゃないか?


ピンとこようがきまいが、ちゃんと生まれた星の性質のもとに生きてきていたのだ。

ただ、それは社会の中としての立ち位置であり、適正であり、能力である。
それだけ見ればうまく太陽星座を使えていることになり、仕事がうまくいくのも当たり前だ。

しかしいくら適正にハマっていたとしても、それが自分の感情や本心に沿っているかとはまた別問題だし、本来の自分であるはずの月星座である蟹座と天秤座の性質は相容れないのである。

これは仕事がうまくいくことと、わたしの本当の幸福感がつながらないことを意味している。

難儀。
さすが90度の葛藤の配置。

そしてこの太陽星座天秤座にはまだ弊害がある。

誰かと誰かの間に入ったり、誰かと誰かがうまくいくようにと自分や他者間のバランスだけを常に気にして立ち回っていると、

自分というものがわからなくなるのだ。

スポットライトをひたすら自分以外の誰かが主役になるようにと向けてきたのに、突然自分に向けられて

「あなたが主役ですよ」

といきなりステージの真ん中に立たされたみたいな感じ。

え?知らない

主役の立ち回り方わからん

だって脇役だったし、誰かのことしか考えてなかったから


本当に真っ白である。

こんなときでも、わたしはどうすることがいちばん多方面に喜ばれ、受け入れられてバランスが取れるだろうか?

と無意識にみんなに喜ばれそうな自分になろうとする。

突き抜けることができない。思いっきり偏ることも、やりたいことをやって変だと思われそうな自分になることも。

わたしが自分の本心がわからないのは、月星座を押さえつけてきたせいだけではない。

いつもバランスを取って、誰にとっても公平な天秤であろうとする太陽星座も関係していたんだなと。

天秤座はたしかに華やかで社交的で、おしゃれで洗練されていて、人気者に見えるかもしれない。

でも主役という観点は意外にない。

どっちかというと、まわりの人ありきで動いているので脇役が近いように思うのである。

この個の時代、風の時代と言われて
「あなたはどう生きたいんですか?どうしたいんですか?」
がいちばん問われる時代に、なんて克服が困難な性質を持って生まれているんだろう。

だれかのバランスを取るのもいいけどそろそろ君が主役になってもええんでないかい?と自分に言ってみたかったためにわざわざ記事にしてみた。

一人が好きで隔絶的で、人と接することをすぐめんどくさがるわたしが、人がいなくては輝けなくて、人と関わることでいちばんその能力を発揮できる星回りなのもなんとも皮肉というか運命のイタズラ的である。

休憩がそろそろおわるので午後の仕事に取り掛かります。

ホロスコープおもしろいので、気になった方は見てもらうと良いと思う。

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