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♡介護のハナシ♡

❤️介護のハナシ❤️
《優しいオムツの替え方》

老人介護の仕事に初めてついたのは
高校生の夏休みでした。
それから 30歳を迎えるまで
タマは福祉関係の仕事が主でした。

夜勤では時間おきに独りでオムツの交換に回ります。

赤ちゃんと違って身体が大きなお年寄りの方のオムツを交換するのは
大変というよりも。。。

全てが デカイ。笑
(排泄物もね。)

そして簡単に出来る人もいれば、
怒って暴れる人や
すでに。。。壁中に う○ちを塗りたくってしまってました(°_°)という方も。

仕事とはいえ、大変なこと。

そんな時、タマは いつも想像していた事があります。

それは

今から○○年前、この方は生まれたばかりの赤ちゃんとして 存在されていて、お母さんは愛しい気持ちで
今と同じようにオムツを替えておられただろう。

大事な我が子が
幸せに生きてくれるように
どれほど願って世話しておられただろう。

○○年経って、その赤ちゃんは
寝たきりのおばぁちゃんになって
今はお母さんではなく私が仕事として
オムツを替えさせてもらってる。

○○年前 誰かの愛しい赤ちゃんで
大切に大切に育まれた命

プリプリだった小さなお尻は
大きくて重くてシワやシミも出来て

私の知らない この方のお母さんが
喜んでくださるように

注がれた愛を無視しないように

同じような気持ちで
今、ここでオムツを交換させてもらおう。

そぉ思って交換していました。

それは

その方にとって。。。

というより、自分にとって

とても幸せな介護の時間でした。


2015 11 7  奥田珠紀さんFacebookより

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