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参観日

ふと思い出したこと

ほいいくえんの参観日

美容院を営んでいた母はなかなか

参観日に来ることはなかった

代わりに美容師の見習いの若いお姉さんが

きてくれたりしていた。

それはそれでなんとなく周りの子とは違い

随分と若くて優しいお姉さんが来てくれたのは

嬉しかった。

でも、やはり

お母さんがたまに来るとなると

とっても嬉しかった。

みんなも嬉しかったな違いない

先生は『お母さんが来てもちゃんと前を見てキョロキョロしないように』と子どもたちに伝えていた

わたしは先生の言うことを破ることはできない真面目なタイプ(脱園はするが‥💦)だったので

言いつけを守ったつもりで

きちんと座ってまえを向いていた。

しばらくすると

聞き覚えのある声が後ろから聞こえる

明らかにお母さんが誰かと話している声だ‥

『お母さん❤️きた❤️』

『確かめたい、母を見たい😆』

『いや、先生が前を向いていなさい』と言ったから

振り向くわけにはいかない‥

『見たい』『どうしてもお母さんを見たい‥』

約束は守らねば

先生の言う通りにしてるところをお母さんに見せなければ‥

『でも見たい、どうする?』

‥‥‥しばらく考えた末に

めっちゃ良い方法が思い浮かんだ

『これならいける!』

さあ決行です


まず ふと天井が気になったように演じる

天井を眺める そうしてどんどんその先

後方が気になっているかのように

どんどんえびぞり…

まるでイナバウアー です。

すると

なんだかお母さんが見えてきました❤️

一瞬でしたがいることを確認できました❤️

そうして何事もなかったように前を向いて座る

(何事もなかったつもり¨)

『大成功!』


帰宅後爆笑と小言が待っていたのは言うまでもありません😅


コレを思い出すたび

子どもの考える範囲はめちゃくちゃ狭いけど

結構それはそれで真剣なんだなって感じます😊😆

大人の計りでは計れないってことを思い出させてくれます。


ちゃんちゃん🤗

歴史ある美しい町並みと自然溢れる飛騨高山から発信ここちよいまいにちの暮らしをお届けします。