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"Life is beautiful."

これは、あるとき、落ち込んでいた私に友達が言ってくれた言葉です。

最近こんなことがあってさ...と落ち込む私に対し、
『Oh no... but no problem :D  
Life is so beautiful :)』
と言ってくれた友達がいました。

日本語訳すると、
『わぁなんてこと...でも問題ないよ😄
人生はとっても素晴らしい(美しい)よ😊』
ということなんですが、
なんだかとってもびっくりしたことを覚えています。

よく人を励ますときって、「きっとまた良いことがあるよ」というポジティブなことを言ったりすると思うんですが、
それよりもっとパワフルで、壮大すぎて、
落ち込んでたのに、思わず吹き出して笑いました。

更にその話をしてくれた友達というのは、人の生死に関わる仕事をしていて、日常の中でたくさんの「生きること」と「死ぬこと」を目にしてきているんです。
そんな友達の言うことだから、余計に説得力があって、温かい言葉になりました。

そして数日前、『Life is beautiful』という映画を初めて観ました。
有名な映画なので、もう見たことある方もいるかもしれませんが、
凄く素敵な映画でですね...

以下、ネタバレです。



物語は、小さな幸せを重ねながら仲良く幸せに暮らしていたユダヤ系イタリア人の親子のお話。
その親子が、ある時ナチスの強制収容所に収容されてしまうんですが、
人を笑顔にすることに長けていた根っから明るいHappyなお父さんが、
その状況の辛い真実を幼い息子に悟られないように、
「ここにはみんなゲームをしに来たんだぜ!」とユーモアのある嘘をつくんです。

「騒いだりするとポイントが減点されるから静かにするんだ、
このゲームでポイントが1番先にたまった人には特別な賞品があるから、みんなを出し抜いちゃおうぜ!」
とか。

周りの(真実を知っている)大人たちは呆れ顔だけど、
息子のジョズエは目をキラキラさせながら、お父さんを信じて、明るく生き延びていく、というお話で。

どんな過酷な状況の中でも、ユーモアと想像力を忘れないことが、
人生のとらえかたを変えていくんだよ、
というメッセージが込められていて、とてもとても感動しました。


ラッキーなことやハッピーなことって、起きるんじゃなく、
気づかないだけでそこにあるのかもしれない。

生きていると、悲しいことや辛いことは、必ず誰にでも訪れること。
だけど人生は素晴らしく、変わらずそこに存在し続けていることを忘れないでいられたら、
私たちはちょっと世界の見方を変えることができるかもしれない。

Life is beautiful.
というお話でした。

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