ドラマ「獣になれない私たち」
秋ドラマが始まりました。
今期一番楽しみにしていたのが「獣になれない私たち」
主演は新垣結衣と松田龍平のダブル主演。
脚本は「逃げるは恥だが役にたつ」「アンナチュラル」の野木亜紀子。
新垣結衣と野木亜紀子のコンビで日テレでオリジナルドラマは初めてだけど野木さんはこの前の「アンナチュラル」もとても面白かったのでかなり期待してました。
しかし、コメディーだと思って観ていたらあまりにも新垣結衣演じる深海晶の状況が辛過ぎて、見ていて涙が出て来た。
晶の勤めてる会社の社長は横暴でパワハラもいいとこだし、同僚は無責任だし営業担当の男は抜けてるし、取引先からは同僚のミスをたてにセクハラまがいのことされる。しかも晶は自分の家族のことでも苦しんで傷ついた過去がある。そして、晶の彼氏の花井京谷(田中圭)もどうしてあんなことになっているのか?元カノが家に住み着いてるのか?もともと一緒に住んでいて別れたけど出て行かないのかわかりませんが、とにかくひとつ屋根の下に元カノがいるわけで。これは異常な状態ですよね。しかも、それを晶も知っているっていうからますます理解不能。そんな晶を正直見てられなかった。私はドラマは楽しいドラマを観たい方なので、これはちょっと期待してたのとは違う方向のドラマだったなぁと見ていて思い始めた。
そして晶の通っているクラフトビールのお店の常連である根元恒星(松田龍平)とは顔馴染みではあるけれども特に親しいわけでもない。この根元恒星は飄々としていて、話しかけても相手に調子を合わせるわけでもなく、何考えてんだかよくわからないひと。松田龍平はこういう役やらせたら日本一だと思う。(私基準)
そして恒星の
「バカになれたらいいのにね〜」
というセリフ。
うわっ!ちょっと・・・グサッとくる。
同じようなセリフを言われたことがあるので過去の傷がえぐり出されたようでドキッとしてしまった。バカになるってどういうことよ?!それ言われた時私は理解出来なくて、何言ってんの?と思っていたけれど、あの時もっとバカになれてたら楽だったんだろうなぁ。
バカになれるのは賢いひとだけですよ。
ホントのバカはバカになれないから。
晶は1話の最後に、パワハラ社長に対して晶の業務分担改善の提案を出して
ある意味闘いの「のろし」をあげたわけで、ここからどう話が展開していくのか?次回も楽しみ。
しかし、新垣結衣のかわいさは無敵だなぁ。このドラマはガッキーだからまだ観られるけれど、違う女優さんが演じたら悲惨過ぎてもっと暗くなるのではないか。彼女は本当に希有な女優さんだと思います。
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