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わたしの不調バロメーター

 誰だって、絶好調な日もあれば不調な日もある。
 ただ、外側の不調には気づけても内側には気がつけない時があります。それは、心に余裕がない時。忙しかったり、考えなくてはならない事がたくさんあったり、心を占めるような出来事があったりすると、自分の内側が何を思ってどんな状態かが置き去りになってしまう気がします。

 まさに今の私が、そんな状態。
 仕事の形態が変わり、あれもこれもやりたいと気持ちは先走るのですが、頭を整理する時間よりも業務を優先してしまう日々に、「あぁ、また行き当たりばったりで今日が終わってしまった・・」と罪悪感を持ってしまいそう。

 でも、ここでバタバタしているのを言い訳に自分の内側をほったらかしにすると大変な事が起こります。そうなる前に、ちゃんと今の自分は大丈夫?疲れてない?と自己に確認できる不調バロメーターを持っていると、自分自身を見失うことを防げる気がします。

 ちなみに、私の不調バロメーターは「自分の食べたいものが分かるか?」ということです。食べたいものくらい分かるでしょ?と思ったあなたの心はきっと健康なんです。あくまでも持論ですが、自分に自信がなかったり自己肯定感が下がると、自分の好きなことややりたいことが不明確になるんです。例えば、今日カレーが食べたいと思ってカレーを食べたとします。それは、「カレーが食べたい」という欲望を食べたことで叶える=自分のやりたいことができたという自己肯定につながると思います。そして、自分で自分のご機嫌をとることができて楽しい時間を過ごせます。何を見てもいまいち心が動かない、食べたいものが見つからないという状態はその逆です。自分の心をウキウキさせることができない位、自分の内側が見えてないんです。そこに早く気づかないと、どんどん好きなものや好きなことが選べなくなり、楽しくない、自分に自信がない、どうせ自分なんか・・につながります。

 何年か前、ものすごく無気力な時期がありましたが、まさにその時はそのへんにあった服を着て適当に目についたご飯を食べてダラダラとTVを観て寝る、という自分の「好き」が完全に行方不明でただ毎日をつまらなく過ごしていました。
 その時に、この「自分の好きややりたいことを真剣に考えよう、それができるようになれば毎日が楽しくなる」というのを教えてもらったのです。私が一番最初にやってみてと言われたのが「1番心地いいシャワーの温度を見極めよう」という課題でした。シャワーなんて熱いか冷たいかということくらいしか意識したことがなかったので驚きました。ちょっとずつ温度を調整して、気持ちいいと思える温度に出会うまで相当な時間がかかったのを覚えています。こうして心地よさを探し当てた時は、本当に自分にとって最高で幸せを感じることができる瞬間であり、自分で自分をご機嫌にする方法でした。

 だから、例えば今日のご飯を考える時に「なんでもいいや・・」となってしまったら、ちょっとお疲れ気味だということにすぐ気づいて、無理やりでも自分ご機嫌タイムを作ります。アロマオイルの香りを真剣に嗅いで、どれが1番テンション上がるかを見つけてお風呂に数滴垂らしたり、朝のメイク時間にはアイシャドウの色を真剣に吟味します。冒頭にも触れた通り、今は余裕がない時期なので、毎日入念に入浴剤の香りを選んでいます。これをするとしないとでは、心の在り方が全然違います。余裕はないけどその状況に焦りすぎず、焦ったとしてもその気持ちをまるっと受け入れられているので、きっと自分の内側のご機嫌は保てているのだと思います。

こじらせてなければ、こんなささやかなことで自分の内側を復活させることができるのでおすすめです。他人との触れ合いで、楽しいことはたくさんあります。でも、自分の内側を自分の力でご機嫌にできる方法を知っていると、とても楽ちんに不調から絶好調になれますよ♪自分の気持ちを平穏に保つことは、仕事でもプライベートでも大事なことだと思います。自分の内側の声に敏感でありたいものです。


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