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TVは立派な勉強道具?!

私が子供のころ、実家でTVを観る習慣はほとんどありませんでした。
朝の支度の時に時計代わりとして観るくらいで、晩ご飯の時間は食事と会話を楽しむためにTVはつけず、食後の団欒も個々に読書する毎日でした。

「目が悪くなる」という理由で、当時流行っていたファミコンは買ってもらえず、就寝は21時。今思うと、とっても真面目な家でした。
(とはいえ結局、漫画も含めた本の読みすぎで小学生の頃から視力は悪く、当時の早寝習慣もその後の一人暮らしのせいで台無しに‥子供の頃に規則正しく過ごしても大人まで継続できるとは限らない事を、身を以て経験しました。)

というわけで、子供の頃から、私の中で「TV=娯楽、長く観ても役に立たない、健康を害するもの」というイメージだったので、娘がだらだらとEテレとかバラエティ番組を観ている事に難色を示していました。

ところが、私のイメージと反して、娘がTVから学んでいる事はたくさんあったのです。

入浴剤のパッケージ裏面に書いてある文面を眺めていた時に、ふと小学3年生の漢字レベルを知りたくなって、娘に説明文の音読をさせてみました。
すると「効果(こうか)」「新陳代謝(しんちんたいしゃ)」「温浴(おんよく)」などまでスラスラ読み上げる娘。今の小学3年生ってこんなに難しい漢字まで既に習って自分の知識にしている事に感心していたら、「まだ習ってないよ。」と!

「だったらなんでそんなにスラスラ読めるの?!」と驚いたのですが、スラスラ読める理由は、今のTV番組の作りに理由がありました。

今の番組のほとんどは、出演者が発言したことがテロップ的な感じで画面内に出ます。そのテロップから漢字の「形」を知り、発言からその漢字の「読み方」を知る。そうやって、習っていない漢字でも読めているとの事。

TVを観るのが好きだから、教科書に載っているものより簡単に覚えられるそうです。これぞ、好きこそものの上手なれ。
正直、なんでもかんでもテロップが出ているのは個人的に煩わしさを感じていましたが、そんな漢字ドリル以上の効果があるならあってもいいのかも。

ちなみに、TV以外にも漫画本から漢字を学ぶそうです。
私が読むような漫画には漢字にふりがながついてませんが、娘が読んでいる作品にはふりがなが!「花とゆめ」コミックスってすごい(笑)。

自分の思い込みで悪いもの・ダメなものと思っていたものが、実は使えるもの・役立つものだったりするのを娘から学びました。

これからは私も娘を見習って、韓国ドラマを字幕で観ながら韓国語を覚えられたらいいな^^

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